おみやげ
コーナー

英国の水道会社が研修にVRを導入!安全な訓練実現へ

英国の水道会社、サザン・ウォーター社がVR研修を導入していることがわかりました。新たな試みは、どういった訓練を可能にするのでしょうか。

今回は、VR研修の具体的な内容や学びについてご紹介します。

研修にVRを導入した、英国サザン・ウォーター社

サザン・ウォーター社(Southern Water Services)は、1989年設立の水道会社です。英国のイングランドを中心に、幅広い地域の公共排水処理や給水などを行っています。2007年にはアメリカのJPモルガン・チェースが主導する投資家連合が、日本円およそ1兆30億円で買収し、およそ40%を所有する筆頭株主となっています。

VR研修で学べること

そんなサザン・ウォーター社は、水道汚染事故に関する研修に、VRを導入しています。もともと、専門家の指導のもとで「汚染事故訓練」を行っていましたが、訓練の限界があったため、VRの導入を検討するようになったそうです。

研修では実際の事故を、手順を踏んで経験できるようになっており、実践で活きる教室での訓練を実現します。

「安全な失敗」を可能に

没入感が高く高度な技術であるVRは、費用対効果が高いと、サザン・ウォーター社は語ります。実際の事故現場は過酷で、緊張感やプレッシャーが大きいものです。水道事故は、周辺環境への被害を最小限に抑えること、また対応するスタッフ自身の安全を確保することが求められます。

しかし、研修として事故を実際に体験するのはあまりにもリスクが高すぎますし、事故を忠実に再現するというのも、簡単にできることではありません。いくら知識として手順などを理解していても、それを実践で確実に活かすとなると、やはり経験が必要となります。

VR研修なら、現実世界に影響を与えることなく、リアルな事故体験が可能。「安全に失敗できる環境」のなかで、緊張感や臨場感を持って経験を積むことができるでしょう。

VR研修導入にあたりサザン・ウォーター社は、研修でのVR利用専門の地元企業とともに試作品を開発。「事故発生時に初期対応者がうまく立ち回る一助となるよう、汚染事故対応のトレーニングとして本システムをロールアウトする前に、PoCのテストを完了する予定だ」とコメントしています。

訓練の幅が広がるVRを、企業研修に

VRを活用した研修・トレーニングは、国内企業でも導入事例が多数あります。VRの活用は、危険な状況を安全な環境で体験でき、実際の現場に「活きる」時間を提供してくれるでしょう。

また、危険な現場でなくとも、VR研修の導入は「情報の統一化」「研修にかかる人件費や時間等、コストの削減」にもつながります。

メリットの多いVR研修が、より多くの企業で活用されることに、期待したいですね!新たな導入事例を、今後もご紹介していきます。

OTHER CONTENTS

おすすめのコンテンツ

メタツアーズ公式動画コンテンツ

「メタツアーズの公式動画」x「メタツアーズの公式アプリ(メタダイバー)」だからこそご提供できる迫力の3D動画をお楽しみください。

ユーチューブVR動画おすすめ

YouTubeのVR動画のうち、「VRゴーグルを装着することで没入感のアップする」360°動画を厳選してご紹介しております。

おみやげ通販

メタツアーズの公式動画を体感するだけでなく、実際に現地のおみやげが購入できます。是非お立ちよりくださいませ。