VRは現実にはできないようなことも体験させてくれる、魅力的なツールです。今回ご紹介するのは、古くからの人類の夢である「宇宙旅行」を実現するコンテンツです。
「SPACE JOURNEY TO THE EARTH」の概要を、お伝えします。
「SPACE JOURNEY TO THE EARTH」とは
「SPACE JOURNEY TO THE EARTH」は、国境線のない青く丸い地球を体験できるVRコンテンツです。制作の中心は、株式会社IMAGICA GROUP。株式会社コスモ・スペースと株式会社IMAGICAエンタテインメントメディアサービスの技術協力により、VRコンテンツ制作が実現しました。また、千葉工業大学の惑星探査研究センター(PERC)も、制作に協力しています。
およそ6分30秒の映像は、地上から宇宙へ飛び立つところから始まります。雲を突き抜け、宇宙の入り口「成層圏」まで到達するワンカットの映像では、美しく輝く青い地球を宇宙から見ることが可能です。
「SPACE JOURNEY TO THE EARTH」は高画質な8K360度映像を採用しており、よりリアルできれいな映像を楽しめるのも、魅力の1つだといえます。また、子どもから高齢者まで、幅広い年齢の方が体験することを想定に映像が作られているので、ご家族で楽しむのにも最適です。
将来的には、プラネタリウムでの上映やエンタメ施設での公開など、幅広く展開していくことも視野に入れていると、株式会社IMAGICA GROUPは発表しています。
宇宙に関するVRコンテンツはこれまでも多数
宇宙に関するVRコンテンツは、今回取り上げた「SPACE JOURNEY TO THE EARTH」だけではありません。YouTubeには短時間の宇宙関連のVR動画が多く公開されていますし、メタバースニュースでも過去に、宇宙を舞台にしたVR映像について取り上げました。
MRコンテンツ「Skygaze」では、Meta Quest 2のパススルー機能を活用しており、その日、その時間の正確な位置の惑星を、室内にリアルに映し出すことができます。太陽系を自由に探索することはもちろん、プラネタリウムモードでは、太陽系の360度映像をより美しく楽しむことができ、宇宙好きの方々に活用されているアプリの1つだといえるでしょう。
国際宇宙ステーションのメタバースも
JAXAとバスキュールの共同開発で作られたメタバース、「ISS SPACE WALK in METAVERSE」も、宇宙に関するVRコンテンツの1つです。ISS(国際宇宙ステーション)の周りを、宇宙飛行士になって自由に遊泳できるこちらのコンテンツは、2022年7月に開催された「METAVERSE EXPO2022」で出展され、注目を集めました。
その後、さまざまなイベントで、宇宙を体験できる機会が設けられています。
さまざまなコンテンツで宇宙へ行ってみよう
多くの方が1度は「宇宙へ行きたい」と思ったことがあるでしょうが、宇宙飛行士になって本当に宇宙に行くには、さまざまな条件をクリアし、過酷で長い訓練を乗り越える必要があります。一般人も宇宙旅行へ行ける時代になりつつありますが、それも莫大な費用がかかるため、叶えられるのはごく一部です。
VRなら、誰でも自宅などで手軽に、宇宙旅行体験ができます。憧れの宇宙へ行けるさまざまなコンテンツを活用し、魅力的な体験をお楽しみください。