世界中で人気のソーシャルサービス「VRChat」に、新機能が追加されました。第1弾として公開された「グループ機能」は、ユーザー間でどのように活用していけばよいのでしょうか。
今回は、VRChatに加わった「グループ機能」について解説していきます。
「グループ」とは
2022年12月1日、VRChatに「グループ機能」が追加されました。今までは、コミュニティ管理をDiscordなどで行っていましたが、今回の「グループ」により、VRChat内で手軽に「グループ」を作成できるようになりました。グループを作成することで、新規ユーザーとグループ既存メンバーの交流を増やすことができたり、同じ話題で盛り上がれる一員として参加することができます。
グループは以前からベータ版で試用として登場しておりましたが、今回新機能として正式に追加され、基本的にブラウザより操作が可能になります。現段階では、ベータ版と変わらぬ機能での利用になり、全3段階のリリース予定です。「VRChatに大きな変化をもたらす」と考えられているので、今後さらなる項目が追加されることが予想されます
グループは、「VRChatPlus」加入ユーザーなら、3つまで作成することができます。さらにメンバーに役職をつけることができたり、「グループインスタンス」の作成も可能です。その他にもグループに参加しているユーザーへ向けた「お知らせ機能」や、ネームプレートへのグループ表示もできるので、ますますコミュニティ間の仲が深まることでしょう。
グループでできること①「グループインスタンス」の作成
新機能の大きな特徴として「グループインスタンス」を作成できるようになりました。先ほどもご紹介した「グループインスタンス」とは、グループ内にフレンドがいなくても、グループに参加しているだけで、入場することができるものです。この機能により、グループに属していれば、気軽に「特定の人のみが」入ることができるので、グループのリーダーへあらかじめフレンド申請をする必要もなく、手間がかかりません。
インスタンスは主に5つから選ぶことができましたが、グループを作成することで「グループインスタンス」の項目が増えました。そのまま参加することができるので、言葉通り「グループに所属している人なら誰でも入場できる」空間です。
事前にグループインスタンスに参加することで、特定の人のみが参加できるイベント会場をオープンすることもできるでしょう。これにより、スマートに参加人数の制御が可能になります。
グループでできること②コミュニティ管理
グループは、その他にもいくつかコミュニティ管理が行える便利機能があります。グループに所属しているメンバーへ、急な連絡事項を「お知らせ」として通知で伝えることができたり、メンバーに「ロール(役職)」を付けることで、ロールごとに権限を分けることができ、グループインスタンスに入るユーザーを制限する際にも活用できます。
このほか、グループにいる人たちと写真を共有することができる「ギャラリー」もあります。さらには、現在誰がコミュニティに参加しているかを、目で確かめることも可能です。
グループの作り方
グループの作り方ですが、グループを作成するには「VRChat Plus」という有料プランへの加入が必要となります。グループに入ってコミュニティを楽しむだけなら、全ユーザーが気兼ねなくグループに参加することができるのですが、作成する際は「VRChat Plus」に加入後、Webから入らなければなりません。アプリからはグループを作ることができないので、注意しましょう。
作成権限のあるユーザーは3つまでグループを設けることができます。この際、名前・識別子・説明・公開または非公開などを設定する必要があります。また、公開・非公開とは別に「パブリック設定」と「プライベート設定」を決めることもでき、後ほど登場する段階の「グループ検索」で表示されないようにすることも可能です。
自身でグループを作る際には、「ルール」も明確に記載しておきましょう。グループ内でのルールを作ることで、揉(も)め事を回避することができ、コミュニティ管理も簡単にできます。
今後のアップデートにも期待!
「グループの作成」を行うことができる機能が追加されましたが、グループを作成するにはVRChat Plusに加入が必要です。現段階では、基本的な操作のみの楽しみ方になりますが、Discordなどを通して参加者を招待する必要もなくなり、フレンド申請しなくてもグループの一員になれるようになりました。
今後は、2段階3段階とさらなる機能が追加されていくことでしょう。多機能・新機能を体験できるVRChatを、ますます活用しながら楽しみましょう。