さまざまなブランドやアニメなどのワールドが、メタバースプラットフォームに登場しています。今回ご紹介するのは「REALITY」に期間限定で登場したバーチャル伊勢丹に関するニュースです。

複数のメタバースプラットフォームでの展開を視野に入れている、バーチャル伊勢丹の概要を見てみましょう。

オリジナルアバターやブランドワールドで人気の「REALITY」

コロナ禍以降ユーザーが増加し、「ライバー事務所」に所属して活躍する配信者もいるほどのライブ配信。さまざまなライブ配信アプリがあるなか、顔出しをしない「ラジオ配信」は、より手軽にできるという特徴があります。

「REALITY」はオリジナルアバターを作成し、ライブ配信を行うもので、配信以外にも個性的な「ワールド」を自由に歩き回ることもできます。アバター同士、ワールドで交流することもでき、新時代のコミュニケーションツールとしてユーザーが着実に増加しています。

「REALITY」は2018年にサービスを開始し、2021年に配信地域を拡大。2022年8月には月間ユーザー数の80%を海外ユーザーが占めているという発表もされました。また、同年10月には世界でのダウンロード数が1000万回に達したことも、発表されています。

「バーチャル伊勢丹」が期間限定で登場

そんな人気の「REALITY」内に、期間限定で「バーチャル伊勢丹」ワールドがオープンしました。期間は2022年12月21日から2023年1月18日まで。既に公開期間は終了していますが、公開中は多くの方が訪れ、高級感あふれる伊勢丹をバーチャルで楽しみました。

「REALITY」内のバーチャル伊勢丹は、三越伊勢丹から提供された「仮想伊勢丹新宿店」のCGデータを使用しています。空間内にはリアルな世界にある百貨店のように、ショーウインドウを多数設置。この冬開催されるイベントやなどの告知を行ったほか、アバターでショーウインドウに入ってマネキンごっこを堪能することもできました。

三越伊勢丹提供「REV WORLDS（レヴ ワールズ）」にも注目

三越伊勢丹では、今回の「REALITY」期間限定以前から、スマートフォン用アプリ「REV WORLDS」を提供しています。「REV WORLDS」はコミュニケーションプラットフォームで、アバターを使って仮想空間のなかを自由に歩き回ることが可能です。

2022年12月時点では新宿駅東口の一部エリアと伊勢丹新宿店、東京ドームシティをモデルとしたバーチャル空間が公開されています。また、バーチャル伊勢丹新宿店では、展示されている商品をオンラインストアで実際に購入することもできます。

リアルな伊勢丹で実施されているキャンペーンと連動した飾り付けがされていたり、ブランドキャラクターをメインとしたエリアが公開されたりと、お楽しみ要素が多いのも特徴です。

さまざまなメタバースプラットフォームへの進出に期待しよう

「REALITY」内のバーチャル伊勢丹ワールドは終了してしまいましたが、三越伊勢丹は今後もさまざまなメタバースプラットフォームに独自のワールドを展開していくことが予想されます。

利用中のメタバースプラットフォームに登場したら、ぜひ遊びに行ってみてくださいね。