小学館が提供するメタバース「S-PACE」に、新機能が追加されました。より楽しく、そして使いやすく生まれ変わったメタバースを活用し、どういったことができるのでしょうか。
今回は、「S-PACE」について、そして新機能の魅力などをご紹介します。
「S-PACE」とは
「S-PACE」は、小学館と株式会社LATEGRAが行っているメタバースプロジェクトです。現在はβ版が公開されており、パソコンやスマートフォンのブラウザからも手軽にアクセスできます。なお、コンテンツは無料。ゲストとしてメタバースを楽しむこともできますが、会員登録をしての利用も可能です。
ワールドには簡単なガイドつきのエントランスがあり、期間限定のブースやミニアトラクションが楽しめるイベントスペースを始め、インフォメーションタワーであるグローイングタワー、美容雑誌「美的」をテーマにした美的スペース、マンガ雑誌コロコロコミックをテーマにしたコロコロスペース、アウトドア情報誌「BE-PAL」をテーマにしたBE-PALスペース、小学館関連のグッズを取り扱う小学館百貨店、雑誌「サライ」をテーマにしたサライスペース、バーチャルライブイベントが開催されるライブアリーナなどから選択できます。
近未来的な印象を覚えるワールドで、さまざまな体験を楽しみましょう。
実装された新機能を紹介!
2022年12月に実装された「S-PACE」の新機能は、コミュニケーションに関するものです。「マルチアクセス機能」では、複数のユーザーが同時に同じ空間を体験できます。
また、アクセスしたユーザーがテキストで会話できる「コミュニケーション機能」、アバターの動きでさまざまな感情を表現できる「エモート機能」も実装されました。これにより、今までは1人で体験していたメタバース空間を、今後はユーザー同士で共有し、会話などのコミュニケーションができるようになりました。
子どもが楽しめるコンテンツもより豊富に
新機能のほか、「S-PACE」内には新たに「カニきょうだい」というオリジナルキャラクターが登場。これは、小学館の国語辞典「大辞泉」のオリジナルキャラクターで、蟹坊主から着想を得ています。
兄と妹のカニのきょうだいが、週替わりで言葉のクイズを出題。クイズに正解できないと、かわいらしいキャラクターに恐ろしい変化があるようです。
また、ビジネストレンドマガジン「DIME2・3号合併号」にて発表された、年末の恒例企画「2022 第35回 小学館DIMEトレンド大賞」の発表会が、「S-PACE」内でも開催されました。バーチャルライブアリーナで、各賞の説明やダイジェスト映像が見られます。
このほかにも、さまざまなエリアに、新たなミニゲームやパフォーマンスなどが登場しています。
「S-PACE」で新たな学びや楽しみを
「S-PACE」は、小学館の発行するさまざまな雑誌に関するワールドなどが楽しめる魅力的なメタバースです。今回実装した新機能により、1人ではなく複数でメタバース空間が楽しめるようになりました。
コミュニケーションも重視しつつ、小学館ならではの学習要素や大人向けの雑誌に関するワールドでのコンテンツを満喫しましょう。