メタバースプラットフォーム「cluster」が開催した空間創作コンテストで、小学生3名が奨励賞を受賞していたことがわかりました。小学生が制作に挑戦したゲームワールドは、どのようなものなのでしょうか。
今回は、2022年秋に開催されたコンテスト「ClusterGAMEJAM 2022 in AUTUMN」について、また奨励賞を受賞したワールドの内容についてご紹介します。
「cluster」とは
「cluster」は、スマートフォンやパソコン、VRヘッドセットなどを使ってバーチャル空間を楽しめるメタバースプラットフォームです。ゆるキャラのようなものからリアリティのある人物、ミニキャラ、さまざまな雰囲気のアバターなど、好みの姿でワールド内での時間を楽しめます。
Creator Kit を使えば、思い描く世界を自由につくることが可能。誰かが作ったワールドを楽しむことはもちろん、理想の世界を自分で作れるのは、VRChatなどと同じですね。
「cluster」内にあるワールドは、現実にあるようなリアルな景色から、非現実的な空間、ゲームワールドまでさまざまです。また、イベントも開催されており、自由に参加できるものも多数あります。
バーチャルワールドで、現実ではつながらない人と友達になってコミュニケーションをしたり、空間やイベント、ゲームなどを楽しんだりしましょう。
昨秋開催の「ClusterGAMEJAM 2022 in AUTUMN」
そんな「cluster」で、2022年秋に開催された「ClusterGAMEJAM 2022 in AUTUMN」は、ゲームワールドを制作するコンテストです。誰でも参加できるもので、スマホでのワールド制作もできました。
ルールは48時間でバーチャル空間を制作するということ。1人でもチームでも参加でき、創造するワールドは、ゲームジャンル以外でもよかったようです。エントリーすると記念グッズがもらえる、友人を誘ったり、ワールド投稿したりすると、豪華賞品ゲットなど、さまざまな特典があったことから、「cluster」ユーザーからは大きな注目が集まりました。
小学生3名が奨励賞を受賞
「ClusterGAMEJAM 2022 in AUTUMN」に投稿されたワールドのなかで、奨励賞を受賞したのは、なんと3人の小学生グループ。3人はデジタル教育施設「REDEE(レディー)」のメンバーシップで、REDEEサポートのもと、およそ1ヵ月でワールドを制作しました。
完成した「Unite魔法学校~test DAY」は、学校が舞台です。さまざまな教科の部屋をまわったり、生き物の卵をもらったり、庭にいるナマケモノ姿の校長先生に挨拶したりと、ルールを守りながら魔法学校での生活を楽しみます。
ワールド制作にあたり3人は、担当分野を決めて1日3回ミーティングを実施。方向性や進捗(しんちょく))状況を確認しながら、制作にあたったそうです。
年齢は関係ない!バーチャル空間を創造しよう
メタバースというと「大人が楽しむもの」「子どもは出来上がったワールドを利用する」というイメージを持つ方も多いかもしれませんが、メタバース制作などを指導するスクールも増えています。
年齢に関係なく、メタバースを楽しんだり、メタバースに関する知識や技術を楽しんだりできる時代。ぜひ親子で、バーチャル空間に関わってはいかがでしょうか。