2023年2月、京都大学がメタバースに関する短期講座を開講します。2022年12月から申し込みが始まっているこちらの講座は、誰でも申し込みが可能です。
どういった内容を学べるのか、見てみましょう。
2月開催の「京都大学ELP短期講座 」
「京都大学ELP短期講座 」は、2023年2月4.5.18.19日の全4日間で開催されます。開催場所は芝蘭会山内ホール、定員は30名となっています。
受講料にはテキスト代やランチ代、交流会費が含まれており、講座ではVR体験も可能。なお、宿泊費や交通費は含まれていません。
ちなみに、こちらの講座は京都大学主催の社会人向け研修プログラム「京都大学エグゼクティブ・リーダーシップ・プログラム(京都大学ELP)」の一環として開講されます。
「京都大学ELP」は2015年より哲学、宗教、歴史、政治といった、多様なテーマで開講しています。「最先端の知識だけではなく、時代や場所を越えて存在する本質を学び追求し、次世代のリーダーに必要なブレない軸を獲得する」を目的としています。
多様な切り口でバーチャルを学ぶ
「バーチャル 〜メタバースで変わる人と世界〜」では、メタバースやブロックチェーン関連の分野をけん引する第一人者を招いて開催されます。現状を整理したうえで、テクノロジーや文化、身体、ジェンダーなどの多様な観点から、この分野の可能性と課題を掘り下げていく予定です。
通常、こうした専門性の高い講座は受講条件が厳しいケースも多い傾向ですが、「バーチャル 〜メタバースで変わる人と世界〜」は、興味があれば誰でも受講できます。申し込みは専用フォームに必要事項を記入して送信するだけなので簡単です。
プログラムの概要は?
4日間のプログラムは、以下の通りです。
2月4日(土)「メタバースとは何か」
モデレーター:山敷庸亮(京都大学大学院総合生存学館 教授)
2月5日(日)「仮想空間における貨幣、経済、国家」
モデレーター:山敷庸亮(京都大学大学院総合生存学館 教授)
2月18日(土)「バーチャル技術が変える社会」
モデレーター:磯部洋明(京都市立芸術大学 准教授)
2月19日(日)「仮想空間における⽂化と⾝体」
モデレーター:磯部洋明(京都市立芸術大学 准教授)
ちなみに、最終日はパネルディスカッションも行われます。メタバースとは何かから、仮想空間が文化や身体にどういった影響を与えるのかなど、幅広く学べる4講座で、メタバースについてより深い知識を身につけましょう。
オープンな講座でメタバースを詳しく学ぼう
メタバースに関する講座やワークショップなどは、全国で開催されています。今回ご紹介した京都大学の講座は誰でも参加できますが、ややハイレベルな内容です。より一般的なオープンな講座も多くありますので、ぜひご自身の知識に合った内容の講座を受講してみてください。