人気のメタバースプラットフォーム・VRChatに、湯島・本郷に関するワールドが登場しました。大都会・東京のひそかな人気スポットとして知られる湯島・本郷の魅力や情報を紹介してくれるワールドには、どのような魅力があるのでしょうか。
今回は、「YushimaHongoHyakkei」についてご紹介します。
歴史を感じられるスポット 湯島・本郷
湯島・本郷があるのは、東京都文京区です。文京区というと、23区の中心地でもあり、東京ドームや東京大学、湯島天神、湯島聖堂、小石川後楽園などさまざまな歴史や人気スポットがあるので、多くの人でにぎわっているという印象を覚える方も少なくありません。
しかし、湯島・本郷は東京のなかでも比較的落ち着いた印象で、神社や建造物なども多いことから、散歩や散策にも最適な場所だといえます。
「YushimaHongoHyakkei」とは
そんな湯島・本郷の地域情報を紹介する「YushimaHongoHyakkei」というワールドが、VRChatにオープンしました。パブリックでオープンしているので、誰でも入場し、ワールドを楽しめます。
「YushimaHongoHyakkei」は、「湯島本郷マーチング通信」という、湯島・本郷の情報を発信するローカルメディアを発刊する株式会社TONEGAWAと、ワールドクリエイターVR蕎麦屋タナベ氏によって制作されました。
湯島・本郷の町を忠実に再現したワールド、というわけではなく、地域に関する情報を提供してくれる「インフォーメーション」的な要素を持っています。
メインコンテンツは「イラスト」
ワールドのメインコンテンツは、なんとイラスト。青空の下に作られた展示スペースには、湯島・本郷のさまざまなイラストが飾られています。一部のイラストに設置された「解説」ボタンをクリックすると、描かれた場所に関するナレーションが聞けるのも、魅力の1つです。
また、ワールド中央には、湯島・本郷の立体地図が置かれており、建ててあるピンの先に触れると、場所の名前が表示されます。気になるスポットが湯島・本郷のどこに位置しているのかを、探ってみてもよいのではないでしょうか。さらに、地元のグルメ情報をまとめた冊子もあり、お菓子屋さん、レストランなど幅広いジャンルの飲食店に実施したインタビューも読めます。
「YushimaHongoHyakkei」を訪れると、実際に文京区に足を運び、さまざまなスポットや食べ物を楽しみたくなること、間違いなしです。
メタバースでしかできない楽しみ方で、さまざまな地域を巡ろう
これまでご紹介してきた、実在する場所のメタバースは、そのスポットを精巧に再現したものばかりでした。今回ご紹介した「YushimaHongoHyakkei」は、これまでメタバースニュースが取り上げてきたワールドとは異なり、情報を提供してくれる場所として、地域の活性化に貢献することが期待されます。
メタバースには、現実にはできない楽しみ方が多くあります。さまざまな地域に関するワールドをめぐり、旅行気分を味わったり、実際に行ってみるきっかけを作りましょう。