YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」に、VTuberグループ「ホロライブ」の「星街すいせい」が出演し、VR界だけでなく音楽界でも大きな話題となりました。誰もが想像もしていなかったバーチャルキャラクターの出演は、音楽界にどのような影響をもたらしたのでしょうか。
今回は「THE FIRST TAKE」に出演したVTuber、星街すいせいに関するニュースをお届けします。
人気のYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」
「THE FIRST TAKE」(ザ・ファースト・テイク)は、日本のみならず世界の音楽アーティストが「一発撮り」という緊張感のなかで歌い上げる、日本のYouTubeチャンネルです。2019年に開設され、今ではチャンネル登録者数730万人超えの人気チャンネルに。日本の音楽チャンネルのなかでは、700万人達成を最速で迎えたことでも話題になりました。
撮影に使用されるのは、シンプルな白いスタジオで、そこには1本のマイクが置かれています。動画ではリアルなアーティストの歌声や、パフォーマンスを伝えており、普段は見られない演奏前の会話や意気込み、励まし合いなども見られるため、貴重な映像と受け取るファンも少なくありません。
「ホロライブ」の星街すいせいが歌唱を披露
そんな「THE FIRST TAKE」に、VTuberグループ「ホロライブ」に所属する星街すいせいが登場し、人気曲2曲を動画で披露しました。
星街すいせいは、「ホロライブ」の中でも、圧倒的な歌唱力と存在感を持っている今注目のバーチャルアイドルです。YouTubeチャンネル登録者数は170万人超え、Twitterフォロワー数も120万人を突破しています。
そんな星街すいせいが「THE FIRST TAKE」にて1曲目に披露したのは、1stアルバムのリードトラック「Stellar Stellar」です。VRアバターの出演は初めての試みで、どんなパフォーマンスをしてくれるのか話題になっており、そのためか同時視聴者数は同チャンネル史上最多の16万人を記録しました。
さらに12日後には2曲目の動画として、セカンドアルバム「Specter」のリードトラック「みちづれ」を歌う様子が公開されました。ちなみに、「みちづれ」を作詞・作曲をしたのは「YOASOBI」のコンポーザー「Ayase」氏で、VTuberとして活躍してきた自分達の思いを形にしている1曲です。
バーチャルキャラクターのメディア進出はほかにも
今回、YouTubeに出演したVtuber「星街すいせい」のように、バーチャルキャラクターがメディアで活躍する様子は多々見られます。
たとえば、テレビ番組のメインキャラとして出演もしている「キズナアイ」は、「Vtube」rという存在を、多くの方が知るきっかけとなったキャラクターではないでしょうか。BS日テレの「キズナアイのBEATスクランブル」は、Vtuber初のテレビ出演番組ということで、放送前から世間を驚かせました。
また、テレビ朝日で深夜放送される「#神プ研」には、Vtuber「ミライアカリ」が出演しています。ミライアカリは、お笑い要素から下ネタまで対応できるバーチャルキャラクターとして、人気を集めています。
さらに最近話題となり、記憶に新しいのは、NHK紅白歌合戦にリアルタイムで出場した「ONE PIECE FILM RED」のメインキャラクター「ウタ」ではないでしょうか。生放送の会場で現地のステージに立ち、まるで生身のアーティストのように歌いあげたことで、視聴率にも大きく貢献しました。
このほかにも、メディアで活躍するバーチャルタレントは数多く存在し、これからさらに活動の幅を広げていくことでしょう。
バーチャルキャラクターのさらなる活躍を見守ろう
VTuberの「星街すいせい」が、YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」に、が登場したのは、VRアバターとしては初めての試みで、VR界だけでなく音楽界でも大きな話題となりました。
VTubeはバーチャルタレントとして、YouTubeだけでなく、TVなどさまざまなメディアにも出演しています。今後、各方面での活躍でさらにメディアを盛り上げてくれることでしょう。