幅広いワールドを楽しめるメタバースプラットフォーム「VRChat」内に、同コンテンツの歴史を振り返ることのできるワールドが登場しました。年表や懐かしいアイテムで初期の様子や自身が「VRChat」を始めた時期を、誰でも自由に見学可能です。
今回は、「VRChatここから始めました」というワールドについて、ご紹介します。
2017年よりアーリーアクセスを開始した「VRChat」
好きな姿のアバターでVR空間にログインし、さまざまな国の方とのコミュニケーションや、ワールド内での遊びなどを楽しめる「VRChat」。アーリーアクセスをスタートしたのは、「VR元年」と呼ばれた2016年の翌年である、2017年です。
その後、2019年後半までの同時接続ユーザーは7,500~8,500人ほどを記録し、魅力的なワールドを多くの方が楽しんでいました。コロナ禍以降は利用者数が爆発的に増加し、過去最大の同時接続数は約42,000人、現在もピーク時には30,000人を超えるユーザーがアクセスしています。
「VRChat」内には、ユーザーが作ったVRワールドが多く存在し、自由にワールド内での時間を過ごせるのも、特徴です。1人でワールドの雰囲気やワールド内のゲームなどを楽しむのはもちろん、ボイスチャットやジェスチャーで、同じワールドにいる他のユーザーと、コミュニケーションを図れます。
「VRChatここから始めました」ワールドで、当時の思い出を振り返る
そんな「VRChat」の歴史を振り返るワールド、「VRChatここから始めました」が、2023年1月にオープンしました。ワールドを製作したのは「てーくん」という方で、このワールドには誰でも自由に入場可能です。
ワールド内では「VRChat」ができてからこれまでに、日本コミュニティで起こった出来事を、壁一面の年表で見ることができます。円形のホールを見渡すと、日づけごとに何があったのかが詳細に記されており、ユーザーが「VRChat」を開始した時期へとワープできるでしょう。
「VRChatここから始めました」のワールドに入場すると、まずは「VRChat」を始めた日がいつかを求められます。入力するとテレポートゾーンが出現し、該当する年表の前にワープできる、という仕組みです。
また、年表の近くには矢印のような形の棒が置かれており、これを年表の該当する部分に持って行くと、「いつ「VRChat」を始めたか」という写真も撮れます。
懐かしさを感じる過去のアイテムも
円形のワールドの中央には、展示コーナーも設置されています。展示コーナーには過去「VRChat」に存在したアイテム、話題となったものなどが置かれているので、懐かしい気持ちで鑑賞できるでしょう。
展示物の例としては、初期の「VRChat」のネームプレートや過去に使用されていたカメラ、「とある読み物」などです。「VRChat」での時間を長く過ごしていた方ほど「懐かしい!」と感じられるものが多く展示されています。
もちろん、最近始めたばかりという方も「VRChat」の歴史を知るために活用できるので、1人ではもちろん、ぜひ「VRChat」を長く楽しんでいる方と一緒に足を運んでみてください。
歴史を感じながら「VRChat」を楽しもう
「VRChatここから始めました」は、「VRChat」の歴史を感じながら、自身が「VRChat」をスタートしたタイミングで起こった出来事を中心に、「VRChat」日本コミュニティ内での歴史を詳しく知ることができるワールドです。年表は専用フォームを使って追加や修正、削除依頼もできるので、知っている情報を提供するのもよいでしょう。
短いようで長い「VRChat」の歴史を感じながら、独特なワールドを満喫してください。