経済産業省主催のメタバースファッションコンテストが、メタバースプラットフォーム「cluster」で開催されます。2月5日に募集が締め切られ、表彰式は3月10日です。
日本の行政機関が主催となるメタバース関連のイベントということで、気になる方も多いようですが、どのようなコンテスト内容となっているのでしょうか。内容やスケジュールなどを、見てみましょう。
経済産業省presents「メタバースファッションコンテスト」とは
経済産業省presents「メタバースファッションコンテスト」は、「Web3.0時代におけるクリエイターエコノミーの創出に係る調査事業」の第二弾として開催されているものです。clusterの「アクセサリ機能」を活用した、AvatarMaker(アバターメイカー)で作成されたアバターデザインを応募対象としており、テーマに沿った内容であれば、誰でも自由に応募できます。
コンテスト会場は、メタバースプラットフォーム「cluster」内に作られた「浮島」をイメージしたワールドです。募集するアバターイメージも、この会場に合わせ「浮島」とされており、募集前からさまざまな発想や工夫で作られたアバターデザインの応募が予想されていました。
コンテストのスケジュール
今回の「メタバースファッションコンテスト」は、2023年1月12日より募集をスタート。募集期間は2月2日まででしたが、期間を延長して2月5日までとなりました。すでに募集期間は終了しており、2月17日現在は一次選考の真っ最中でしょう。
一次選考を通過したアバターは、2月28日から3月4日までイベント空間内に展示され、審査員はもちろん、一般の来場者にも投票を実施。投票結果をもとに、審査員賞や優秀賞などを決定し、3月10日には同ワールドにて表彰式も開催されます。
ちなみに、コンテストは表彰式をもって終了ではなく、表彰式後にはコンテスト参加ユーザーを対象に、アンケートも実施予定です。今回の取り組みがアバターファッションやメタバースへの意識にどのような効果をもたらしたかなどを検証し、今後のメタバースへの取り組みに生かされることが予想されます。
開催場所はメタバースプラットフォーム「cluster」
メタバースファッションコンテストの開催場所となる「cluster」は、スマホやパソコン、VR機器などの環境からアクセス可能なメタバースプラットフォームです。その他のメタバースプラットフォーム同様、自身でアバターを設定してさまざまなワールドを楽しめることはもちろん、プログラミング知識なしで、誰でもワールドが作成できる「ワールドクラフト機能」で人気を集め、2022年7月に100万ダウンロードを突破しています。
また、アバターの展示販売イベントも積極的に開催されており、参加人数や販売アバター数も順調に上がってきていることもわかっています。成長の著しい媒体として、またアバターファッションへの注目度が高いメタバースプラットフォームとして、今回のファッションコンテストの会場は、非常にふさわしかったのではないでしょうか。
3月10日の表彰式が待ち遠しい!
今回ご紹介したコンテストは、2月末より一般の方も投票が可能。審査員による審査も踏まえた結果は、3月10日に発表されます。どのようなアバターファッションが受賞となるのか、今から気になるところです。
ぜひ3月10日20時に、clusterの特設ワールドへ遊びに行ってみてください。