大分県大分市内にある町並みを、バーチャル空間に再現したワールドが、2023年1月に期間限定で公開されました。すでに終了したイベントですが、リアルな街並みやさまざまな起業ブースは、連日多くの人でにぎわったようです。
今回は、バーチャルワールド「5thAve.METAVERSE」について、ご紹介します。
「5thAve.METAVERSE」とは
「5thAve.METAVERSE」は、大分市の府内五番街商店街振興組合が、同商店街をバーチャルで再現したワールドです。ワールドはソーシャルVR「Neos VR」内に、2023年1月23日から29日まで開設されました。
これは、府内五番街商店街振興組合が中小企業庁事業「がんばろう!商店街事業」の補助金を活用して作ったもので、期間中11~17時に、実際の商店街関係者がメタバース内の商店街に待機。来場者を案内するという形式のイベントでした。
さまざまな企業がブースを設置
「5thAve.METAVERSE」では、実際の商店街をリアルに再現しており、どこにいても府内五番街商店街の雰囲気を楽しむことができました。実際に点在するアート作品も展示されており、高い没入感に来場者は満足したようです。また、会場内には複数企業がブースを設置。横浜キヤノンイーグルスや全日空ホールディングスなどが、ブースを通じてPRを行いました。
さらに、めじろんや大分トリニータの二―タンといった、大分県に関係のあるマスコットがメタバース内に3D化して登場。商店街関係者とともに、来場者を明るく出迎えました。
最終日2日間にはイベントも開催!
期間限定で開催された「5thAve.METAVERSE」では、ただ商店街の町並みやPRブースを見て回るだけでなく、イベントを楽しむこともできました。1月28日と29日、開設最終日2日間にはVTuberの理原ひなりさんと剣崎雌雄さん、シンガーソングライターの中島晴香さんが、バーチャル空間に登場。魅力的なトークやライブを披露し、来場者を楽しませてくれました。
また、同日には5番街サロンでVRゴーグルを使ったVR体験会も行われ、ワクチン接種証明書を持つ参加者には、300円分のサービス券が配布されたそうです。さまざまな工夫で、実際の商店街の活性化に貢献した、1週間のメタバース開設と限定イベントは、大盛況のうちに終了しました。
バーチャル空間に作られた町へ遊びに行こう!
バーチャル空間には、さまざまな実在する街が再現され、多くの方が足を運びます。バーチャルの世界は、その街に興味・関心を持ち、「関係人口」を増加させることに貢献するツールとして、昨今多くの自治体が注目しています。
今後も、さまざまな街のワールドが、バーチャル空間に構築されるでしょう。メタバースニュースでは、リアルな街を再現したワールドを、これからもご紹介していきます。