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「CRI TeleXus(テレクサス)」がアップデートを発表!数千人規模のボイスチャットを可能に

コミュニケーションミドルウェアとして知られる「CRI TeleXus」で、アップデートに伴い数千人規模のボイスチャットができるようになることが、2023年1月に明らかになりました。今回のアップデートは、独自の技術によって実現するものです。

今回は、「CRI TeleXus」やサービスを提供する株式会社CRI・ミドルウェアに関する情報をまとめました。

株式会社CRI・ミドルウェアとは

株式会社CRI・ミドルウェアは、ミドルウェアの研究開発、販売を行っている日本の企業です。東京都渋谷区に本社を構え、複数機種対応のミドルウェアの開発・販売に日々尽力しています。

2016年4月時点で、同社のウェア採用ソフトは3200本以上に及び、音声や動画データの効率圧縮ツールやその展開ソフトが主流です。

コミュニケーションミドルウェア「CRI TeleXus」

そんな株式会社CRI・ミドルウェアが提供するコミュニケーションミドルウェア「CRI TeleXus」は、オンラインコミュニケーションを拡張・強化するミドルウェアです。2022年5月にアーリーアクセス版がリリースされ、その後8月には正式版をリリースしました。

「CRI TeleXus」の特徴は、空間オーディオに対応していることです。頭部伝達関数(HRTF)を応用したシステムの導入で、一般的なヘッドホンでも周囲を囲むように話しかけられている感覚を体験できます。

「CRI TeleXus」を活用することで、メタバースやオープンワールドゲームなど、さまざまなオンラインコミュニケーションの場で、より居心地のよい空間を実現。周囲の人の感情により作られる空気感を、リアルに再現し、多くの人と同じ雰囲気を共有できるでしょう。

独自の技術で数千人のボイスチャットを実現

今回の「CRI TeleXus」のアップデートでは、数千人規模のボイスチャットをはじめ、P2P方式の通信や空間オーディオの改善、Speech To Text機能(β版)の提供なども実施されます。

多くのメタバースプラットフォームでは、最大同時接続可能人数が10~50人ほどと限られており、それ以上になるとコミュニケーションに支障が生じることが課題とされていきました。100人以上の同時接続が可能な場合でも、ボイスチャットによるコミュニケーションは、エリアを制限するなどして利用可能な場合がほとんどです。

このような課題を、CRIは独自の技術で解決。ユーザーの端末で、一部情報を分散処理することにより会話中のユーザーのみと通信。サーバーへの負荷を軽減することで、数千人規模のボイスチャットを実現しました。

さまざまなイベントへの活用に期待!

これまでもCRIの技術は、さまざまなシーンに活用されてきました。今回の「CRI TeleXus」アップデートも、大規模イベントを中心に、メタバースでのコミュニケーションに存分に生かされるのではないでしょうか。

アップデートでさらに進化した「CRI TeleXus」が、メタバースでの音声チャットに革新を起こすかもしれません。

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