長年、ケータイ・スマホゲームとして高い人気を誇る「モバゲー」が、期間限定でメタバースワールドを公開しました。2月に登場したワールドは、何を目的に作られたのでしょうか。
今回は、モバゲーのメタバースに関する情報を、お届けします。
多くのユーザーがゲームを楽しむ「モバゲー」
モバゲーは、2006年にDeNA社が開設した、携帯電話・スマートフォン向けのポータルサイトです。手軽に楽しめるさまざまなゲームを無料で提供してくれるほか、SNSやモバイルコマースの利用も可能。「モバゲー」の愛称で親しまれていますが、2011年には名称を「モバゲータウン」に変更しています。
携帯電話が主流の時代から、幅広いジャンルのゲームで私たちを楽しませてくれているモバゲーは、10~20代のユーザーを中心に、1500万人以上の会員が日々利用中です。ゲームは無料で遊べるものの、アイテムなどに課金をすることで、レベルアップや強化が可能。無課金ユーザーや課金ユーザーが、有意義な時間を過ごせるのも、モバゲーの魅力でしょう。
期間限定メタバース「Mobage 3D Park」を公開
そんなモバゲーが2023年2月10~15日まで、期間限定のメタバースワールドを公開しました。「Mobage 3D Park」は、仮想空間プラットフォーム「DOOR」上に、モバゲーをモチーフに作られたものです。
モバゲーにゆかりある展示物が置かれていたり、「怪盗ロワイヤル」や「農園ホッコリーナ」など、人気ゲームのブースも用意。展示物と一緒に記念撮影ができ、昨年11月にはプレオープンも実施され、話題となりました。
「Mobage 3D Park」では、普段モバゲーで使用するアバターを3Dファイルに変換することで、メタバースを楽しむことができました。普段から使い慣れているアバターを使用することで、ユーザーもより立体的な空間を満喫できたようです。
目的は「気軽にメタバースを体験できる機会」の提供
モバゲーを提供するDeNAは、昨今著しく普及しているメタバースですが、「一般の方が参加するきかっけが少ない」という課題があると指摘。そこで、多くのユーザーが利用するモバゲーの世界観を、メタバースで気軽に体験する機会を提供しました。
DeNAは新たな価値の創出を目標に、今回のメタバース公開に至りました。今後も、ゲームのファンイベントなどに、メタバースを活用していく意向を明らかにしています。
モバゲーもメタバースも楽しもう!
多くのユーザーが今もさまざまなゲームを楽しむモバゲーですが、「懐かしいもの」「一世代前のもの」というイメージを持っている方も少なくありません。この機会に再度モバゲーの世界を楽しんでみてはいかがでしょうか。
また、同時にメタバースにも興味を持ち、手軽に利用できるところから足を踏み入れるのもおすすめです。魅力的な空間が広がるメタバースを、モバゲーとともに楽しみましょう。