現実にある空間を、リアルに再現したメタバースが増加するなか、今回ご紹介するのはUnityという東京にある会社のオフィスのワールドです。どのような目的で作られ、どういった魅力があるのかを知り、メタバース内のオフィスへ足を運ぶきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
Unity Technologiesとは
今回、VRChat内にワールドが開設されたUnity Technologiesは、リアルタイム3Dプラットフォームを提供する企業です。2004年にデンマークで設立された企業で、2007年に現在の社名に変更。日本法人はユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社といい、東京の銀座にオフィスを構えています。
日本法人は、2021年5月より、堀田徹哉氏が代表取締役社長に就任。さまざまなクリエイターが活用するプラットフォーム「Unity」は、2020年には月50億回ダウンロードされており、立体的な空間やコンテンツの提供が「当たり前」になる未来に、欠かせない存在だといえるでしょう。
フォトリアルの繊細な再現度が話題
そんなUnityの銀座オフィスを再現した「Unity Japan Office Project」は、2019年にユニティ・テクノロジーズ・ジャパンと積木製作が共同で実施したプロジェクトを、VRChatで一般公開したワールドです。銀座にあるスタイリッシュな雰囲気のオフィスを、フォトリアルで再現。
細部にわたって現実により近い形で作られていることで、VRChatユーザーから注目が集まっています。
マルチデバイス対応で、さまざまな可能性が
今回公開された「Unity Japan Office Project」は、VRChatはもちろん、Webブラウザやスマートフォンなどのマルチデバイスにも対応。メタバースを体験するためのデモコンテンツとして、積木製作のWEBサイトでも受け付けを実施しています。
幅広い媒体で体験できることで、多くの方が今回のプロジェクトに注目し、リアルに再現された空間をどう活用するかを考える機会を与えてくれるでしょう。
メタバースの活用は幅広い!
メタバースは、ただ空間を楽しんだり、リアルな映像のゲームをプレイしたりするだけでなく、トレーニングや記録としての役割も果たします。現実の空間を、さまざまな技術で再現した今回の「Unity Japan Office Project」も、今後のメタバースの発展に貢献することが期待できそうです。
メタバースが進歩するなか、まだまだ一般の方への浸透は浅い状況です。2023年は興味を持ったテーマから、メタバースの世界を体験してみるのも、よいのではないでしょうか。