2023年2月25日から28日まで、都市連動型メタバース「バーチャル大阪」で大型フェスが開催されました。大都市・大阪をリアルに再現した空間で、どのようなコンテンツが公開されたのでしょうか。
今回は、すでに終了したイベント「VIRTUAL OSAKA FES ~Go to EXPO 2025~」に関する情報をお届けします。
公開1周年を迎えた「バーチャル大阪」
メタバース空間「バーチャル大阪」は、大阪の名所をリアルに再現したメタバース空間です。にぎやかな道頓堀周辺、「梅田スカイビル」をはじめとした高層ビルの数々などが魅力で、多くのユーザーが足を運んでいます。
「バーチャル大阪」は2025年に開催される大阪・関西万博に向けてオープンしたメタバースで、これまで「太陽の塔」「新市街」「今昔街」などのエリアが公開されています。ワールドはメタバースプラットフォーム「cluster」にありますので、ぜひ遊びに行ってリアルな大阪の街を堪能してみてください。
4日間にわたり開催された「VIRTUAL OSAKA FES ~Go to EXPO 2025~」
そんな「バーチャル大阪」で、2023年2月に4日間にわたり「VIRTUAL OSAKA FES ~Go to EXPO 2025~」というフェスが開催されました。新市街エリアにカウントダウンクロックが登場し、大阪・関西万博までのカウントダウンがスタート。
時計に触れると1970年に開催された大阪万博、そして2年後に開催予定の大阪・関西万博の映像を視聴可能です。
特別イベントはすでに終了していますが、このカウントダウンクロックは引き続きバーチャル大阪内に設置されており、懐かしい映像と近未来的な映像の両方を楽しめます。
リアルではなかなか見られない貴重なスポットも登場!
「VIRTUAL OSAKA FES ~Go to EXPO 2025~」では、よしもとやNMB48など、関西を代表するお笑い芸人やアイドルたちとのコラボも注目を浴びました。お笑いライブやライブパフォーマンスのパブリックビューイングが行われ、コンテンツ終了後にはアバター姿のよしもと芸人やNMB48メンバーが「バーチャル大阪」に登場。
ファンたちはもちろん、多くの方がメディアに登場する有名人たちのアバター姿を見て、盛り上がりました。
また、梅田スカイビルの屋上に作られたキャンプ場では、希少な「ミゼット」を復刻展示。このほか、「今昔街」で金剛寺の国宝「三尊像」、観心寺の国宝「如意輪観音菩薩像」が展示されるなど、現実にはなかなか見られない貴重な体験を楽しむことができました。
観心寺は年に2日間しか開かないのですが、バーチャル大阪では境内で説法を聞くことで御開帳が見られました。バーチャル空間というと、近未来的な空間の提供という印象も強いのですが、こうした歴史的な場所やものに触れられる場所としても、注目を集めたようです。
都市連動型メタバースで、リアルな空間をより魅力的に
リアルに存在する場所を、メタバース空間に再現した「バーチャル〇〇」は多く存在します。こうした空間を活用することは、その都市とのつながりを持つ「関係人口」増加につながります。
観光地や繁華街があり、多くの人でにぎわう大阪ですが、バーチャル大阪を通じて、2年後の万博に、より興味を持つ方が増えていくことを期待したいですね。この機会に、ぜひバーチャル大阪にも遊びに行ってみましょう!