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2月にVR演劇「アラジン」を上演!誰もが知るストーリーに新たな可能性を

2023年2月、メタバースプラットフォーム「cluster」で、VR演劇「アラジン」が上演されました。VRならではの演出が盛り込まれ、現実とは異なる新たな可能性が期待できたミュージカルを通して、ユーザーはどのような体験をしたのでしょうか。

今回は「VR演劇『アラジン』」について解説します。

VR演劇「アラジン」とは

2月24日・25日に、さまざまなメタバースプラットフォームでVR演劇を行っている「ぱんだ歌劇団」による、VR演劇「アラジン」が上演されました。入場料は無料で、スマートフォンやPC、VRヘッドセットを持っている方は「cluster」から誰でも参加可能。さらに、YouTubeでの配信も行われたイベントです。

VR演劇「アラジン」は、ディズニー映画で有名な「アラジン」をベースとした作品です。両親を亡くし、生きる意味を探すアラジンと、自由に生きてみたいと願うティファが出会い、2人で心に空いた穴を埋め、幸せを掴(つか)もうとするというストーリーでした。

VR演劇として原作からリメイクされた本作品は、ミュージカルならではの歌と演技はもちろん、視聴者からのコメントやエモーションによる盛り上がりも。また、ミュージカルの様子を写真撮影できたりと、VRならではの楽しみ方ができました。

演劇などは、演出自由度の高い「VRchat」で行われることが多いのですが、VR演劇「アラジン」の上映は「cluster」。ユーザーの期待度としては「VRchat」ほどではありませんでしたが、演出の内容も「VRchat」と比べ負けず劣らずで、「cluster」の可能性を見出してくれた作品にもなりました。

主催は「ぱんだ歌劇団」

VR演劇「アラジン」の主催は、制作をも手がける「ぱんだ歌劇団」です。ぱんだ歌劇団は、Vtuberの「ききょうぱんだ」さんが座長を務める歌劇団で、これまでもさまざまなリメイク作品を披露しています。

特に、ディズニー映画作品をリメイクした「シンデレラ」や「レギーナと魔法の鏡snow white」、昔ばなしをリメイクした「鶴の恩返し」などは有名です。「ぱんだ歌劇団」はVRchatやcluster内での公演を積極的に実施しており、「VR演劇」という新ジャンルの人気度アップに貢献しています。

VRならではの斬新な演出も

ぱんだ歌劇団は、VRでしかできない斬新な演出も数多く用意しており、原作にさまざまなアレンジを加えた公演を多数開催してきました。たとえば今回の「アラジン」では、願いを叶(かな)えるランプの精がセクシーな女性に。また、演者として出演していた「もちはむ」さんを活かし指輪の精を登場させるなど、バーチャル空間での演出やキャラクターの特性を生かした内容を楽しむことができました。

ほかにも、舞台装置を一瞬で切り替えて場面を一変させる演出や、建物の上にいるという立体感を出すために観客席を使用して演技を行うなど、現実とは違う演出で、多くの見どころを用意しました。

VRでミュージカルを見てみよう

メタバースプラットフォーム「cluster」で「ぱんだ歌劇団」が行ったVR演劇「アラジン」は、ディズニー映画などで有名な「アラジン」をリメイクし、VRならではの演出を盛り込んだ作品です。上演はすでに終了していますが、多くの方が現実のミュージカルでは体験できない演出を楽しみました。

今回の「アラジン」では、メタバース空間に広がるアラビアンな世界のなかで、非日常的な時間を堪能することができました。これからもVR演劇は、新しい可能性を生み出してくれることでしょう。

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