バーチャルライブを誰でも簡単に開催できる企画が、「VARK」内で開催されました。一般公募によって出演者が決定した「VARK OPEN-LIVE」は、どういった内容だったのでしょうか。
今回は、4月上旬に開催された「VARK OPEN-LIVE」について、ご紹介します。
エンタメ特化型メタバース「VARK」とは
バーチャル空間でさまざまなエンターテイメントコンテンツを体験できる、エンタメ特化型メタバース「VARK」は、株式会社VARKが提供しています。新型コロナウイルスの影響で、リアルイベントの開催が難しくなっていた時期には、現実世界のアーティストたちは「オンラインライブ」を積極的に開催しました。「VARK」は、バーチャル空間の可能性を生かし、私たちに最高のパフォーマンスを提供してくれるメタバースの1つです。
メタバース内で頻繁(ひんぱん)に開催されるバーチャルライブは、確かなクオリティに加え、多種多様なアーティストの世界を、臨場感あふれるステージで表現。美しく迫力あるステージは、VR機器での視聴がおすすめですが、お手持ちのスマートフォンやライブ配信サービスからも視聴可能です。
新たに「VARK OPEN-LIVE」を発表
そんな「VARK」が、手軽にバーチャルライブを開催できる新企画「VARK OPEN-LIVE」を発表しました。バーチャルライブは「やりたい」「やってみたい」と思っても、費用や技術、機材などさまざまな問題をクリアする必要があります。制作パートナーなども必要で、簡単に開催することができずに断念する人も、少なくありません。
そこで「VARK」は、こうした問題を解決して、バーチャルライブを開催するためのサポートを実施。利用者はいくつかの情報やデータをVARKに送ることで、バーチャルライブ開催を実現しました。
提供される内容は…
バーチャルライブ開催希望者は、「VARK」に「VRMモデル」や「公演サムネイル」「音源データ」「モーションデータ」「公演タイトル/説明文」といったデータ、情報を送ります。「VARK」は「モデル組み込み表情付けリップシンク」「照明/舞台演出」「オケ音源/ガイドメロ音源」などを提供してくれるので、送ったデータなどをもとに、バーチャルライブが簡単に開催できるという仕組みです。
また、楽曲や演出のサンプル動画や、選べる楽曲一覧も公開。誰もがよく知るAimerの「残響散歌」や、ヨルシカの「花に亡霊」のほか、「シャルル」「少女レイ」「ファンサ」なども、楽曲一覧に含まれていました。
さらに、広告ありのプランを選択した場合、チケット料金やYouTubeアーカイブ配信は無料。広告なしの場合はチケット代480円~5,000円、アーカイブ配信は局数により5~15万円と、本格的にライブとして実施したい方はもちろん、費用を抑えてバーチャルライブを体験したい人にも良心的な企画として、注目を集めました。
バーチャルライブが手軽に開催できる時代へ
2月12日に応募を締め切り、4月1日にオープンライブを開催した「VARK」。今回の取り組みは、バーチャルライブ開催という夢の実現、そしてより手軽にバーチャルライブが開催できる環境の提供のための、大きな1歩となったのではないでしょうか。
より手軽に、多くの人がバーチャルライブを開催できる時代は、近づいているようです。オープンライブの第2回開催も、楽しみに待ちましょう。