立命館大学が、公式プログラムとしてメタバースに関する座談会を開催しました。2月に行われたプログラムには、メタバースで活動する方々をゲストに迎え、さまざまな視点での語りが行われました。
今回は、「メタバース未来創造座談会」について、ご紹介します。
2月に開催された「メタバース未来創造座談会」
「メタバース未来創造座談会」は、立命館大学公式プログラムとして開催された、メタバースの実態に迫るイベントです。2月の18,19,25,26日の13時から15時まで4回にわたって行われた座談会には、さまざまなゲストが登場し、講演しました。
メタバースへの理解を深める内容に
「メタバース未来創造座談会」は、「EDGE+R」という立命館大学のプログラムによる企画です。メタバースを数百時間プレイしている人、メタバース上で起業した人、メタバース法律家など、「メタバース」という仮想現実空間をメインに活動する人々を招いて、幅広い視点からメタバースについて語るイベントでした。
イベントではZoomを通してメタバース上の様子を放送。参加者がメタバースへの理解を深めることを目的としており、メタバースを活用して取り組みを進める活動家たちが、各々の立場からメタバースの現在や未来を語りました。
気になる講演内容は…
講演は生活編・活動家編・カードゲーム開発者編・法律編の4回に分けて開催。メタバースの楽しみ方はもちろん、今後の可能性、そして危険性までを、メタバースに詳しい方々が発信しました。
司会進行・プロデューサーを務めたのは立命館大学大学院生で、メタバース不登校学生居場所支援プログラムも主宰する、一般社団法人ゆずタウンの水瀬ゆずさん。水瀬さんは、「ゆずタウン」の代表理事や、株式会社ゆずプラスの代表取締役社長も務めています。
講演はアバター姿のゲストが行い、メタバースで多くの時間を過ごす「あきたいぬ」さんや「くろいの」さん、メタバース管理栄養士「海咲くはすきぃ」さんなどが行いました。また、メタバースカードゲームの開発者である「二枚舌のトンマーゾ」さんがクリエイターの創作論や人生観について語る会や、メタバース法律家が知的財産法を中心に、メタバースでの起業に関する注意点を語る会なども実施。
講演は事前申込制の各回定員100名で、毎回多くの参加者が、メタバースに詳しいゲストの話に、熱心に耳を傾けました。
メタバースを知り、多角的に語ろう
メタバース座談会は、メタバースの楽しみ方はもちろん、メタバースを活用する上での注意点や危険性についても知ることができた魅力的なイベントです。「エンタメ」として気軽に楽しめるメタバースですが、こうした専門家の話を聞くことで、新たな視点からバーチャル空間に入り込むこともできるのではないでしょうか。
今後も、こうした有益なプログラムは多く実施されることが予想されるので、ぜひ参加してさらなる飛躍を遂げるメタバースについて知っていきましょう。