メタバース事業に注力しているNTTドコモが、2月に新たなメタバースサービスを一般公開しました。「MetaMe」のβ版では、どのような魅力的な体験ができるのでしょうか。
早速、概要をご紹介します。
「MetaMe(メタミー)」とは
「MetaMe」は、超多人数接続を可能としたメタバースサービスです。その数は10,000人以上で、これまでこれほどの大人数が同時接続をすることは、サーバーなどの都合上難しいとされていました。
しかし、「MetaMe」では多人数の同時接続でもメタバースをハイクオリティで楽しむことができるサービスとして、注目を浴びています。
2つのワールドで異なる体験が可能
「MetaMe」には、ユーザー個人の専用空間である「Identity World(アイデンティティ・ワールド)」と、他者とのコミュニケーションの場である「Community World(コミュニティ・ワールド)」の、2つのワールドを用意しています。
「Identity World」では、家具などを好みの場所にを設置して自分専用の空間を楽しめます。利用者の価値観を反映し、「自分らしさ」を表現できる場として機能する「Identity World」は、フレンド登録した利用者同士での訪問も可能。メタバースニュースで以前ご紹介した「Bondee」のような空間だといえます。
一方の「Community World」は、ほかの利用者とコミュニケーションができる空間です。コミュニケーションを通じて「自分らしさ」を育む場として重宝します。ただ空間を提供するだけでなく、利用者同士のコミュニケーションが活発に行われるよう、今後もさまざまな工夫を凝らしていくそうです。
パートナー連携による魅力的な空間も
「Community World」では、パートナー連携による魅力的な空間の展開も予定しています。バーチャル空間を活用したオンラインスクールや、香川県琴平町の観光名所を再現した空間はすでに提供中で、多くの素晴らしい学びや知識を私たちに与えてくれます。
さらに、「MetaMe」ではスムーズな利用を促進するため、パートナーとなるペットも登場。かわいらしいペットが、「MetaMe」での時間をよりよいものにするためにサポートしてくれます。
このほか、会話やスタンプなどのコミュニケーションを取ることで、空間内で使える通貨が貯まり、この通貨を使って部屋の装飾アイテムなどがゲットできるようです。
新たなメタバースを体験してみよう
今回ご紹介した「MetaMe」は、スマートフォンやパソコンのWEBブラウザから利用できます。公式サイトでアカウントを作成し、「MetaMeに入る」から新たなワールドへ足を踏み入れましょう。
メタバースプラットフォームにはすでに多くのものが存在しますが、新たな空間が私たちにどういった素晴らしい時間を提供してくれるのか、今から楽しみですね。