歴史ある建物をデジタルデータで残す取り組みは、増加傾向です。3月に閉園した星の王子さまミュージアムも、施設内が3Dデータ化され、閉園後の現在もWEB上でその姿を確認できます。
今回は、星の王子さまミュージアムのデジタルデータ化に関する情報をまとめました。
3月で閉園した「星の王子さまミュージアム」
星の王子さまミュージアムは、1999年6月29日に神奈川県箱根町に開園した美術館です。小説はフランス人の、サン・テグジュペリによって執筆され、1943年にアメリカで出版されました。初版以来200以上の国と地域の言語に翻訳されており、世界はもちろん、日本でも絶大な人気を誇っています。
サン=テグジュぺリ生誕100年の際に、世界的記念事業の一環として設立された星の王子さまミュージアム。しかしコロナ禍による来園者減少、また建物の老朽化などの理由から、残念ながら2023年3月31日をもって閉園しました。
施設内の3Dデータを公開
コアなファンも多かった、星の王子さまミュージアム。2022年10月28日に閉園を発表してからは、多くの方が足を運びました。しかしまだまだコロナの終息にはほど遠かったこの時期、残念ながら施設を訪れられなかった方もいました。
そんな方に向けて、ジオサイン株式会社協力のもとで、施設の3Dデータ化が進められました。展示ホールや園内、エントランス、チケット売り場、レストラン、カフェ、ショップ、サン=テグジュペリ教会など、ミュージアム全体を撮影し、WEB上で公開。誰もいない施設内を自由に見て回れるので、ぜひアクセスしてみてください。
3Dデータへのリンクは保存して!
星の王子さまミュージアムのサイトには現在、「ミュージアム閉園」のお知らせのみが掲載されています。また、3Dデータに関するツイートを行っていた公式Twitterも、3月31日付けで終了。3Dデータへのリンクを探すのは困難な状態です。
何度も見に行きたいという方は、下記リンクを保存することをおすすめします。
20年以上の歴史に幕!今後はWEBから楽しもう
1999年の開園以来、多くの星の王子さまファンを魅了してきた、星の王子さまミュージアム。残念ながら3月をもって、長年の歴史に幕を閉じましたが、今後も館内の様子をWEB上で見ることは可能です。
行ったことがある方もそうでない方も、ぜひ美しい3Dデータで再現された施設を訪れ、その魅力を堪能してください。