家を建ててワールドが作れる「V Home」、VRChatに登場

メタバース空間には、自由にいろいろなものを再現できます。今回ご紹介する「V Home」は、VRChat内に公開されたワールド内で簡単に家を建てられ、しかもそれを自分だけのワールドにすることもできるのです。

今回は、「V Home」の魅力をご紹介します。

「V Home」とは

「V Home」は、3月16日にVRChatに新たに登場したワールドです。ワールド内では理想の家を建てることができ、しかも無料ツールと組み合わせれば、設計した家をVRChatワールドとして公開することもできます。

ワールドに入ると、視界に飛び込んでくるのは、マス目の描かれた地面です。マス目に表示されたプラスマークをクリックすると、壁や天井、床などが設置できるという簡単操作で、パーツをどんどん組み合わせて家をつくっていきます。

マークを何度かクリックすると、窓やドア、電灯、芝生などに切り替えることもでき、単純操作の繰り返しで、時間や手間をあまりかけずに、理想的な家が完成するという仕組みです。家具のサンプルも用意されており、室内のデザインができるのも、魅力の1つでしょう。

せっかく理想的な家をつくっても、ワールドを出ると家は消えてしまいます。もしも「残しておきたい」と思う出来栄えのよい家が完成したら、sの時は保存できるので、ぜひ試してみてください。

保存は、ワールド内の「設計図」と書かれたスペースでできます。用意されている球体のなかにカメラを入れると、ドットが打ち込まれたカラフルなコードのような画像の撮影が可能です。1階、2階、階段の設計図を撮影・保存してワールドから退出しましょう。

「V Home」で設計した家は、「V Home Auto Builder」というツールを使用してVRChatワールドとして公開可能です。「V Home Auto Builder」を経由して「Unity」上に家を再構築すれば、簡単にVRChatワールドとしてアップロードできます。

マイホームワールドに、土地や空、家具などを用意すれば、どんどん理想の家が進化していきますし、ワールド制作の簡単な操作について学べる機会にもなるでしょう。

誰でも簡単操作で理想の家を設計できる「V Home」は、ただ家づくりをするだけでなく、保存した設計図から家を再構築し、VRChatのワールドとして公開もできます。ワールドにするまでの工程は、初めての方は複雑に感じるかもしれませんが、慣れてしまえばあまり難しいものではありません。

ぜひ自分のワールドを作り、VRChatの楽しみ方を広げる機会にしてみてください。