さまざまなアーティストを輩出しているソニー・ミュージックエンタテイメントから、次世代のアーティストが登場しました。バーチャルヒューマンアーティストANИAは、本物そっくりの架空の人物です。ANИAのデビューにあたり、投稿サイトではANИAの人生を描いた物語も募集しており、注目を集めています。

今回は、バーチャルヒューマンアーティストANИAについて、詳しく見ていきましょう。

バーチャルヒューマンアーティスト「ANИA」がデビュー

バーチャルヒューマンアーティストANИAは、2023年3月31日にデビューした架空のアーティストです。CGで作られた姿は実写と見分けがつかないほどリアルで、声には音声合成ソフトウェア「CeVIO AI」を手掛ける、テクノスピーチ社の音声合成技術を活用。AI技術で人間の性質や歌い方の癖などを精巧に再現し、人間のように歌うこともできます。

これまでも、コンピューターソフトで人が歌っているように歌わせられる「ボーカロイド」などが世間をにぎわせてきましたが、音程を正しく取ることができても、どこか機械的な歌い方や雰囲気はぬぐえませんでした。ANИAはこうした課題をクリアし、よりリアルな歌声を再現できるアーティストでもあります。

「monogatary.com」で人生を創るプロジェクト実施

CGによって作られたANИAには、これまでの人生やアーティストになるまでの軌跡がありません。そこで、YOASOBIを輩出した原作投稿プラットフォーム「monogatary.com」で、ANИAの「人」としての物語を紡ぐプロジェクトを実施することが、決定しています。

「monogatary.com」のTwitterによると、一般公募した物語のなかから、ANИAの人生にふさわしい内容のものが選ばれ、人生として継ぎ足されていくとのこと。デジタル空間を中心に、音楽活動やタレント活動を幅広く行っていくANИAが、「monogatary.com」で紡がれた人生をどのように歌にしていくのか、今から楽しみですね。

「monogatary.com」とは

ANИAの人生を募集している「monogatary.com」は、お題に沿った物語を誰でも自由に投稿できるソーシャルネットワーキングサービスです。小説はもちろん、イラストも投稿することができ、運営するのはANИAを世に送り出したソニー・ミュージックエンタテインメント。日々更新される「お題」に合わせたイラストや小説をユーザーが投稿することはもちろん、投稿作品にコメントやポイントをつけるといった楽しみ方もできます。

作者側はもちろん、個人的に気に入った作品を他ユーザーに推薦して読者ランクを上げるなど、読者側も主体的に参加できるのが特徴です。

「ANИA」の今後の活躍や紡がれていく人生に注目！

3月31日にデビューした、バーチャルヒューマンアーティストANИA。「monogatary.com」で募集した投稿で決まる彼女の人生や、ANИAのこれからの活動に期待が寄せられています。

デジタル空間で活動するANИAが、今後どういった活躍を見せてくれるのか、注目していきましょう。