VR空間内で映像鑑賞が楽しめる「Bigscreen」が、3月にアバターアップデートを実施しました。アバターデザインが大きく変わったアップデートに、ユーザーはもちろん非利用者からも注目が集まっています。
今回は「Bigscreen」とはどういったものか、また実施されたアバターアップデートで起こった変化は何かなどを、お伝えしていきます。
「Bigscreen」とは
「Bigscreen」は、VR空間内の大画面で、さまざまな映像を楽しめるサービスです。Meta Quest 2をはじめとした複数のVRヘッドセットに対応しており、空間内ではアバター姿で、家族や友人と並んで映像鑑賞ができます。
ドライブシアターのような会場をはじめ、複数のシチュエーションが用意されており、自宅ではない場所で、誰かと一緒に映像を見ているような感覚が味わえるのが魅力です。
アバターアップデートの内容
アバター同士でのコミュニケーションはできるものの、メインは「映像鑑賞」であることから、従来の「Bigscreen」のアバターは、決してクオリティが高いとは言い難いものでした。これまでのアバターは、顔や胴体、手首から先はあるものの、首や腕がなく、ヘアスタイルや服装などの選択肢にも限りがありました。
しかし、今回のアップデートで欠けていた首や腕部分を追加。また、ヘアスタイルや服装はもちろん、肌の色や体型、顔の特徴などのカスタマイズもより詳細にできるようになり、現実の自分を投影できる、理想の自分をメタバース上に作れるような仕様へと変更しています。
運営元はVRヘッドセットの販売も
「Bigscreen」を運営するBigscreen社は、アップデートによりアバターパフォーマンスの大幅最適化が実現できたと説明。さらに2023年後半には、ハンドトラッキング・アイトラッキングにアバターを対応させるとも発表しています。
ちなみにBigscreen社は、独自VRヘッドセット開発も進めており、2023年2月に「Bigscreen Beyond」を発表。2023年第3四半期の出荷予定です。マイクロ有機ELディスプレイ搭載の「Bigscreen Beyond」は、高画質・軽量なのが特徴で、より高い没入感を実現する次世代のVRヘッドセットも、ぜひ体験してみてください。
進化したアバターを体験しよう
これまで首と腕のない特徴的なアバターを提供してきた「Bigscreen」が、アップデートで首と腕を装備したアバターへと進化させました。アバターは今後もさまざまな機能を付与されていくことが予定されているので、「Bigscreen」内でさらに上質な体験ができるようになるのではないでしょうか。
進化したアバターで、「Bigscreen」の世界を楽しみましょう。