VRを体験する際に有線が動きを阻害し、スムーズなプレイができないと感じる方もいるのではないでしょうか。もちろんMeta Quest 2のように、ワイヤレスなVR機器を使用すればよいでしょうが、有線でもこうした問題を解消できるアクセサリーが登場し、より快適なVR体験を行えるようになりました。
今回は、快適なVR体験をサポートしてくれる「ケーブル・ランニングワイヤ VR」について解説します。
「有線」が没入感ダウンの原因になることも
VR機器は日々進歩を遂げていますが、無線は接続が安定しない、バッテリー持続時間が短いといった課題がまだまだクリアできていない状況です。こうした理由や高画質データの送信のためにも、有線のVR機器に頼る人は少なくありません。
しかし、プレイ中は映像に集中しているため、動いているうちにケーブルが体に絡まる、足に引っかかってつまずくなど、有線が没入感ダウンの原因になっているのも現状です。
プレイ中の動きを阻害することなく、快適な有線接続環境を整える「ケーブル・ランニングワイヤ VR」は今後、有線でのVR体験の助けとなるのではないでしょうか。
「ケーブル・ランニングワイヤ VR」とは
「ケーブル・ランニングワイヤ VR」は、VRの有線接続をより快適にできるよう販売されている、VR用アクセサリーです。頭上にスチールワイヤを引き、VR用通信ケーブルを沿わせて使用します。
これにより、有線特有のつまずきや絡まりといった問題を解消できます。またケーブルをより意識させないよう、あらゆる姿勢でもケーブルの挙動が支えられるバネ式リールを採用。ケーブルを適度な力で持ち上げ、必要な分だけを引き下ろしてくれます。さらに、バネ式リールは余ったワイヤを頭上に巻き上げてくれるので、HMD付近のケーブルが腕などに絡まる心配もありません。
直径1.5mmのスチールワイヤは最大4.2mの長さになるので、8畳ほどの部屋でもじゅうぶん楽しむことができるでしょう。使用後はスチールワイヤーを巻き取るようにして、ミニマムサイズに収納が可能。ワイヤをつなぐ本体と受け金具は必ず正面に張る必要はなく、斜がけや高低差のある設置方法でも問題ありません。
「ケーブル・ランニングワイヤ VR」は、2月20日(月)から販売を開始しています。オプションとして受け金具も追加購入でき、プレイエリアによってワイヤをかける位置の変更も可能です。
快適な環境でバーチャル空間を楽しめる
「ケーブル・ランニングワイヤ VR」は前述のような機能のほか、PC本体から電源が抜けないよう、固定させたい箇所では摩擦が大きくなるシリコンバンドを採用しています。一方で、ワイヤを滑らかに移動させたい箇所には、摩擦の少ないベルクロバンドを使用しており、その結果、プレイヤーの動きに柔軟に対応し、スムーズなVR動作が可能です。
また、壁に本体と受け金具を固定させる際には、木ネジのほかに跡が目立ちにくい石膏(せっこう)ボードピンも採用。木ネジほどの固定力はないものの、壁に画鋲(がびょう)ほどの穴しか残らず取り外した後も目立たないのはうれしいポイントです。さらに、引き抜く力に対し反発力を発揮する「剥がせる粘着ゲル」も付属されているので、併せて使用するとより安全性が増すでしょう。
よりリアルな体験を実現しよう
ケーブルが体に絡まる、足に引っかかるといった有線接続VR機器特有の問題を解決するアクセサリー「ケーブル・ランニングワイヤ VR」。より快適なVR体験を可能とするアイテムで、高い没入感を味わいましょう。
今後もよりよいVR体験を実現してくれる、さまざまなアイテムが増えていくことに期待が高まりますね。