以前にメタバースニュースでご紹介した「カラッスゥー」をはじめ、ユニークなメタバースを制作・公開している株式会社ファクトリー。そんなファクトリーが提供する鳩のメタバース「ハトバース」が、4月に公開1周年を迎えました。1周年を記念したアップデートでは、どういった機能が実装されたのでしょうか。
今回はハトバースの魅力とともに、アップデートの内容をご紹介します。
鳩のメタバース「ハトバース」とは
ハトバースはユーザーが鳩になり、ほかの鳩たちとリアルタイムのコミュニケーションを楽しめるメタバース空間です。公式サイトによると、ハトバースでは「全員が全く同じハトで、争いもなく平等でとても平和」とのこと。いじめも格差も存在しない空間では、簡単な操作で視点を切り替えたり、移動したりジャンプしたりできます。
メタバースといえば、自由なアバターで理想の自分や仮想空間でしかできないファッションなどを楽しむのも醍醐味の1つですが、ハトバースではすべてのユーザーが同じ姿。ミニゲームやアイテムなどがあるわけでもありませんが、鳩になって自由な時間を満喫できる空間となっています。
1周年アップデートで変わった点は…
ハトバース1周年を記念し、株式会社ファクトリーは、1年を振り返る動画を公開。また、記念アップデートにより、「黒いニワトリが大きくなる」「鳩のスタート位置が中心に近づく」という要素を追加しました。
これまで、ハトバースではメタバースのテーマ曲のリリースや喫茶店・鳩肉屋とのコラボ、滑り台やピアノを空間に設置する、毎日8時10分に宇宙の帝王を登場させるなど、ユニークかつシュールなアップデートを実施してきました。
しかし、メタバース空間でのコミュニケーションに欠かせないチャットや音声会話は、今回のアップデートでも追加されていません。これは、「言葉を話さない」「文字を書かないし読まない」という鳩の特性を忠実に再現した結果なのでしょうか。
制作会社からのコメント
株式会社ファクトリーはこれまでも、ハトジャンプ・ゆっくりハトジャンプ・セクシーハトジャンプ・ハトリビングといった、鳩をモチーフにしたゲームを複数リリースしています。「ハトバース」が1周年を迎え、ファクトリーは「ハトバースは現時点では大赤字だが、別のゲームで稼げるようになっていきたい」「ハトバースも継続してパワーアップしたい」といった意向を明かしています。
ハトバース、カラッスゥー、そしてネコデースといった数々の一風変わったメタバースを提供している株式会社ファクトリー。次はどんなメタバースで私たちを驚かせてくれるのか、楽しみです。
おもしろメタバースにも遊びに行こう
メタバースではさまざまなものを構築でき、その可能性は無限大です。幻想的、感動的な空間もあれば、ホラー要素を含んだ空間、そしてハトバースのようにシュールなユニークさを持った空間もあります。面白いメタバースはほかにもたくさんありますので、ぜひ体験してみてください。