VR体験をしたことがない方や、VR体験してみたいけどなかなか機材を揃(そろ)えられない方のために、都内ではVRを気軽に体験できる施設が次々とオープンしています。VRゴーグルを使用し、目で感じるだけでなく、特殊な設備で全身で楽しめるアクティビティを体感してみませんか。

今回から4回にわたり、本格的なVR体験ができる東京周辺のおすすめ施設をご紹介します。

おすすめVR体験施設①ゼクサバース トウキョウ

ゼクサバース トウキョウは、マロニエゲート銀座にオープンしたメタバース&NFT体験型店舗です。施設内では130個の6Kカメラが設置されている装置「ゼクサゲート」で、自分そっくりのリアルな3Dアバターを自動生成できます。分身のようなアバターで、仮想空間「ゼクサバース」に入り込みましょう。

ちなみに、3D化できるのは人間だけではありません。美術品や骨董品、大切な品や思い出のあるものなども、「NFT Scan Studio」でNFT化が可能。その場で360度丸ごとスキャンし3DデータをNFT化することで、バーチャル上にいつでも出現させて、思い出に浸ることができます。

ほかにも、バーチャル空間を自由に歩き回れる歩行型デバイス「KATWALK mini S」なども用意されており、足元の赤外線センサーによって足の動きを感知することで、自らゲームの中に入り込んだような感覚の体験が可能です。

おすすめVR体験施設②TREE by NAKED yoyogi park

TREE by NAKED yoyogi parkは、代々木公園前にオープンしたアートガストロノミー＆カフェです。ここではVRヘッドセットを使用しながら料理を楽しむという、一風変わった体験ができます。

建物外観や店内はグリーンを基調とし、フレンチをベースとしたランチとディナーの創作コース料理を提供。運ばれてきた料理とともに、季節の移ろいを連想させるストーリー性のあるVRテクノロジーアートを楽しめます。

VRヘッドセットは動物の頭部をモチーフとしているので、店内の雰囲気を壊すことなく食とアートを堪能できます。一品一品異なるアートで味わう新感覚の料理を、お友達やカップルと体験しましょう。

おすすめVR体験施設③NEUU

NEUUは、新宿駅西口から徒歩1分にある、日本初のXR特化型複合施設です。小田急電鉄株式会社が運営しており、国際映画祭のVR部門にノミネートされたXR作品を体験できる「体験スペース」、5種類以上の最新デバイスのレンタルによりクリエイター同士が交流できる「ワークスペース」、新製品のサービス展示でXR業界に触れられる「ショールーム」の3つのゾーンがあります。

体験スペースでは、これまで「BEAT」や「Feather」「MOWB」「In the pictures」などを公開しており、常時4～5作品の体験が可能です。3ヶ月に1度、作品が更新されるので、飽きることなく何度もXRを体験できます。定期的に足を運び、新たな作品を楽しみましょう。

ダイナミックなVR体験を楽しもう

都内でVRを体験できる施設は多くあります。今回ご紹介した3つの施設も360度丸ごとスキャンできるものや、料理とテクノロジーアートを同時に体験できるもの、さらにXRでさまざまな作品を楽しめる施設など、バラエティに富んでいることがわかったでしょうか。

同じVRでも、施設によって体験できる内容や特徴は異なります。これからも新たなVRコンテンツが生まれ、非日常的な空間を楽しませてくれることでしょう。