「VRChat」のβ版が2023年4月にアップデートし、新たに「2023.2.1 Build 1292」が導入されました。今回のアップデートにより、一部の多言語対応やアイトラッキングなどが、実装されたそうです。
β版アップデートに関して、詳しく解説します。
ツールチップに日本語を適用
アップデートにより一部多言語対応となったVRChat。なかには日本語も含まれており、2023年4月時点で、メインメニューやクイックメニューに表示される「ツールチップ」が日本語表記になります。ツールチップとは、ポインターを重ねると表示される、補足説明です。
設定する場合は、起動後に「Settings」→「User Interface」→「Tooltip Language」の順で選択しましょう。ここで「日本語」を選ぶと、簡単に有効化できます。
ちなみに、現時点で実装されている日本語翻訳はやや不安定です。文脈に違和感がある場合は、「Crowdin」で改善案を提案してほしいと、VRChat公式も発表しています。
アイトラッキングオプションも追加へ
多言語対応に加え、アイトラッキングオプションも追加されたVRChat。アバターとプレイヤーの目の動きを同期できるネイティブアイトラッキング機能は、「Meta Quest Pro」やOSC入力で設定できます。また、近日中には、瞬きや目線だけでなくウィンクにも対応する予定とのことです。
このβ版アイトラッキングは、正式版のプレイヤーからは見ることができません。また、アイトラッキング実装後は、現在使用中のアバターを再度アップロードする必要がありますので、注意しましょう。
アップデート内容はオープンベータ版で利用できる
今回アップデートされた内容は、オープンベータとして配信がスタートしています。オープンベータ版は、Steamから利用可能です。Steamのプロパティ設定を変更することで利用できるようになるので、ぜひ実践してみてください。
アイトラッキングなどは正式版のユーザーが見ることはできませんが、ユーザーとの出会いなどは問題なくできます。世界線が同一なので、正式版を利用している方とも安心して時間を共有できるのではないでしょうか。
新機能を体感しよう
VRChatのβ版アップデートで、大きく2つの新機能が実装されました。多言語対応は日本語にも対応し、よりプレイしやすくなってきているといえます。また、アイトラッキングによりユーザーの目線をアバターに連動させることも可能です。
新機能の魅力を、ぜひ実際に体験して実感してください。