「めちゃバース」で知られる株式会社ハシラスなど3社が、法人向けのメタバース空間制作サービスの提供を開始しました。このサービスを活用すれば、メタバースに関するノウハウがなくても、手軽にメタバースに参入できます。
今回は、新たに登場したサービスに関する情報を見ていきましょう。
「メタバース空間制作サービス」を提供するのは
新たなバーチャルプラットフォームサービスを提供するのは、株式会社ハシラス、株式会社リコー、株式会社ダイナモアミューズメントの3社です。リコーは1936年設立、複合機・プリンター・印刷機などのデジタルサービスをはじめ、デジタルプロダクツ、グラフィックコミュニケーションズ、インダストリアルソリューションズなど、さまざまな事業を展開しています。
株式会社ダイナモアミューズメントは、2021年10月に株式会社ダイナモピクチャーズから分社化し、アミューズメント事業を継承した企業です。テーマパーク向けのアトラクション企画や、XRコンテンツ開発、各種イベント企画など、アミューズメントに特化した事業を展開しています。
サービスには「めちゃバース」を採用
今回提供を開始した「メタバース空間制作サービス」には、株式会社ハシラスが開発した「めちゃバース」を採用。バーチャル空間の設計や演出を、ワンパッケージで提案します。法人向けサービスとなっているため、一般の方の利用はできません。
しかし、このサービスを活用した企業のメタバースが多数登場することで、私たちもよりよいコンテンツを楽しめる可能性が広がります。「めちゃバース」は事前のユーザー登録・アプリインストールなどが不要です。WEBブラウザから気軽に空間に入り込むことができ、大人数で同時に魅力的な体験ができます。
デモサイトでサービスを体感!
3社は今回のサービス提供にあたり、「社内実践例」としてデモサイトをオープン。デモサイトでは、リコーの「市村清記念館」を、バーチャル空間に構築しています。
このバーチャル空間を体験したリコーの社員からは、「メタバース空間にいながら、市村清の歴史をリアルに体感でき感動した」「自社の事業にさらに興味を持った」といったコメントが寄せられたとのこと。インナーブランディング効果が期待できる結果に、リコーもサービスの魅力を実感しているようです。
リアルに再現された「市村清記念館」を自由に散策しながら、ほかの来館者を気にせずじっくりと展示物を堪能できるメタバース。アバター変更や操作説明などもあり、充実した時間を過ごせるでしょう。
実際にブラウザからメタバースに入ってみると、他ユーザーのアバターが記念館内を見て回っていることもあります。社員以外の方も自由に遊びに行けるので、ぜひ体験してみてください。
より気軽にバーチャル空間を持てる時代に
「めちゃバース」を活用した、ワンパッケージのメタバース空間制作サービス。新たなサービスの活用で、多くの企業が気軽にバーチャル空間を制作・公開できるようになります。
魅力的なコンテンツの登場に、今後も注目していきましょう。