2003年に公開された「Second Life」が始まりだといわれるメタバース。多くのユーザーが利用する人気のメタバースが登場していますが、前回に引き続き、人気のメタバースをご紹介します。
気になるメタバースがあれば、ぜひ遊びに行ってみてください。
大人気ゲームもメタバースに?「ファイナルファンタジーXIV」
長年多くのプレイヤーに愛される「ファイナルファンタジー」シリーズ。2010年にリリースされた「ファイナルファンタジーXIV」は、10年以上の時を経た現在も、絶大な人気を集めています。
「ファイナルファンタジーXIV」は、厳密にはメタバースではありません。しかし、アバターを作る、不特定多数のプレイヤーと時間や世界を共有する、コミュニケーションを取りながらミッションをクリアするというコンセプトは、メタバースと共通する部分があるのではないでしょうか。
Steamの開発・運営を行っているVavle社の共同経営者も、「メタバースについて語りたければ、まずは『ファイナルファンタジーXIV』の世界を覗(のぞ)くべきだ」といったような発言をしています。ゲームの設定した世界やアクティビティ以上のものを、ユーザーが創造することはできないものの、メタバースが目指す世界を実感できるでしょう。
平均評価4.6の大人気メタバース「Rec Room」
アメリカのRec Room社が開発した「Rec Room」は、さまざまなミニゲームを通し、ユーザー同士が交流できるメタバースプラットフォームです。テニスやドッジボールなどのスポーツ、サバイバルゲームなど、ジャンルは幅広く、2016年に発表されてから順調にユーザーが増加。2018年末には、100万インストールを達成しています。
2020年にPSVR版、2021年にはAndroid版がリリースされ、より多くのユーザー獲得に貢献しました。
「Rec Room」には20万件以上のレビューが寄せられており、平均評価はなんと4.6、圧倒的な支持を得ていることがわかります。
Z世代から圧倒的支持!「Roblox」
2020年に、1億5000万以上の月間ユーザーを記録したRovlox。現在も勢いは止まらず、Z世代を中心に絶大な人気を誇ります。
Rovloxでは、専用のゲームエンジンを使い、ユーザーがゲームを開発できます。これにより200万人以上の開発者が参加。膨大な量のオンラインゲームが、Rovlox内には存在します。たくさんのゲームが無料で楽しめることはもちろん、自分でゲームを作って収益化もできるのは、Rovloxの大きな特長でしょう。
新たなメタバースプラットフォームの登場に期待
RovloxやVRChat、国内ではclusterなど、多くのユーザーから人気を集めるメタバースプラットフォームがある一方で、公開されたもののユーザーが増えず、サービスを終了してしまうメタバースプラットフォームも少なくありません。すでにメタバースプラットフォームは明暗が分かれつつあるなか、斬新で魅力的なメタバースプラットフォームの登場にも、期待したいところです。