幻想的な写真多数！VRChatが題材の写真集が無料公開中

膨大な数のワールドが存在し、常に私たちに驚きと発見を提供してくれるVRChat。そんなVRChatの世界を詰め込んだ写真集が、現在BOOTHで無料公開中です。

今回は、VRChat写真集「迷子」について、見ていきましょう。

BOOTHで無料公開中の写真集「迷子」

「迷子」は、VRChatをテーマにした写真集です。制作したのはVSingerとして活躍するViANKiEさんのディレクターも務める「パパ」さんという人物。写真集は、さまざまなアイテムの販売に活用されるBOOTHで頒布中です。価格は無料ですが、「投げ銭版」として500円のものも用意されています。

写真集には、VRChat内のさまざまなワールドで撮影した写真が収められています。ワールド制作者の思いが詰まった空間に対しての、不安とワクワク感が入り混じった感覚を「迷子になったかのよう」だと表現したのが、写真集のタイトルの由来です。

ただワールド内の風景を撮影するのではなく、被写体を交えてワールドの魅力が伝わる写真に仕上げている「迷子」。被写体となっているのはViANKiEさんですが、普段のアバターではなく「Grus」という人気市販アバターで登場しています。

迷子になった少女「Grus」を表現しながらも、写真集を見た方が自己投影しながら鑑賞できるよう撮影を工夫したと、パパさんは語ります。

また、ただ「写真集」としての完成度を求めるのではなく、実際にVRヘッドセットを装着して体験したときの感動を再現できるよう、写真にはレタッチを施したとのこと。二次元画像のなかに生まれる「立体感」が、読み手をVRChatの世界へいざなってくれるでしょう。

「迷子」は、美しいVRChatの世界を画像として楽しむのではなく、写真集を見て気になったワールドにすぐに遊びに行ける導線も用意しています。写真集の末尾には撮影場所となったワールドを記載しているので、ワールド名を検索すればすぐに気に入った世界に飛び込めるでしょう。

写真集で見た景色と同じ視点に立ってみたり、「迷子」には収録されていなかったワールド内のさまざまなポイントを自分の足で歩いたりと、幅広い楽しみ方ができるのも、「迷子」の魅力ではないでしょうか。

バーチャル空間の魅力をより忠実に伝える工夫が凝(こ)らされた写真集「迷子」は、今まで知らなかったワールドを知る機会はもちろん、遊びに行ったことがあるワールドの異なる一面も見せてくれるのではないでしょうか。

幻想的な世界を、ぜひ堪能してください。