国内のVRゲームスタジオMyDearest株式会社が、パブリッシング事業を開始。イギリスのVRパズルゲームのプロモーション展開サポートを事業の第一弾として実施しています。

今回は、MyDearest株式会社について、また新事業の概要などを見ていきましょう。

VRゲームスタジオ・MyDearest株式会社とは

MyDearest株式会社は、2016年に創業した国内のVRゲームスタジオです。さまざまなVRゲームの開発に注力しており、「DYSCHRONIA: Chronos Alternate」や「ALTEDEUS: Beyond Chronos」などは、VRゲームファンの方なら多くが知っているのではないでしょうか。

MyDearest株式会社が発表したゲームは複数のゲームアワードに選出・ノミネートされており、実際にプレイしたユーザーからも高評価を得ています。

新たにパブリッシング事業を開始

従業員およそ70名の同社は、そのうち15名がマーケティングチームに所属しています。これは、従来の3~5倍の数だといいます。さらに、2023年1月よりFacebook Gamingチームに所属していたMatthieu Youna氏も加わり、プロモーションに強みがあることで有名です。

こうした社の特長を活かし、パブリッシング事業に参入。「作品を広めること」「作品を売ること」の2点に力を入れ、グローバルプロモーションの支援、開発支援などを実施していくようです。

パブリッシャーとデベロッパーが分化？

世界を見ても、VRゲーム領域は「売ること」と「作ること」が分化している傾向で、成功を納めているVRゲームスタジオは、パブリッシング事業に乗り出している流れが続いています。MyDearest株式会社CEOの岸上健人氏も、VRゲーム市場の拡大に伴い、他社にプロモーションを依頼する小規模開発者が増加しているとコメント。

新たなパブリッシング事業で、自社コンテンツはもちろん、他社のVRゲームのプロモーションも担うことで、さらなる事業拡大を狙っていくのではないでしょうか。

注目企業の新事業に期待！

人気ゲームの開発で、多くのVRファンに知られるMyDearest株式会社。新事業でどういった活躍を見せるのかにも、期待が高まります。

国内、海外のさまざまなVRゲームが、MyDearest株式会社のプロモーションで売上を伸ばすかどうかも、今後の注目ポイントです。まずはイギリスのVRパズルゲーム「Squingle -スクイングル –」のプロモーションがどう展開されるのかを、見守っていきましょう。