VRChat内に2020年から存在する「学園」をご存じでしょうか。「私立VRC学園」と呼ばれるその場所では、現実の学校のような体験を通し、VRChatの基本を学べるようです。

今回は、VRChat初心者にはぜひ足を運んで欲しい「私立VRC学園」について、ご紹介します。

「私立VRC学園」とは

「私立VRC学園」は、ソーシャルVR「VRChat」内に作られたワールドの1つです。現実の学校や教室のようなワールドで、ユーザーはクラスに別れて授業やクラスメイトとの時間を過します。

ただ「学校生活」を再現するだけでなく、ここではVRChatに関する基礎知識を学べるのが特徴で、VRChatを始めたばかりの方におすすめのワールドの1つです。

授業でVRChatをよりわかりやすく

VRChatを始めたばかり、始めてみたものの分からないことが多いという方に向け、「私立VRC学園」ではイベントを開催しています。VRChat内でできることはもちろん、VRChatの文化なども学べるので、知らないうちに「マナー違反」「ルール違反」を侵してしまうことが避けられるでしょう。

「私立VRC学園」のイベントの参加者はまず15～16人くらいのクラスに分けられ、平日22時から1コマ45分の授業を、計10回受けることになります。授業ではVRChatの知識を得られることはもちろん、同じくVRChatを始めたばかりのユーザーとの交流も可能。出会いや新たな活動の機会として活用できるのも、このワールドの魅力です。

入学したいと思ったら…

「私立VRC学園」は、公式サイトや公式Twitterで、定期的に生徒向け説明会を案内しています。入学希望者はこの説明会に参加し、説明会で教えられた応募フォームから申し込みます。ちなみに、定員をオーバーした場合、参加者は抽選で決まるようです。

全10回の授業は2週間にわたって実施されます。入学したら、できるだけ多くの日数参加を求められますが、現実の学校とは違うので強制ではありません。

本ワールドは、「私立VRC学園」に入るためにVRChatを始めたという方もいるほどの人気を誇ります。本当に始めたばかりの方から、ある程度利用したもののわからないことがあるという方まで、幅広いユーザーが参加しており、参加条件は特に設けていないので、気になる方は気軽に説明会に参加してみましょう。

可能性の幅が広がる空間を活用しよう

VRに興味をもってせっかくVRChatを始めてみても、何も分からないまま辞めてしまうという方もいます。「私立VRC学園」は、こうしたVR離脱率低下に貢献し、バーチャル空間内でのコミュニケーションも増進してくれる、魅力的な場所です。

参加は強制ではありませんが、VRChatをより楽しむためにも、初心者の方はぜひ参加を検討してみてくださいね。