高級ファッションブランドとして知られるバレンシアガが、農業を学べるARコンテンツをリリースしました。スマホから簡単にアクセスできるコンテンツでは、どういった学びを得られるのでしょうか。
今回は、「Balenciaga Regenerative Agricultural Experience」についてご紹介します。
「Balenciaga Regenerative Agricultural Experience」とは
「Balenciaga Regenerative Agricultural Experience」は、ARを活用して農業を学べるコンテンツです。コンテンツを通して、間作や輪作、農業廃棄物、堆肥といった、土壌の健全性に関連した農業の技術・技法を知ることができます。
コンテンツはiOSとAndroidに対応しており、公式サイトでQRコードを読み込むと簡単に体験可能。アクセスのよさも、利用者増加に貢献することが予想されます。
「農業用地」に作物を植えよう!
今回リリースしたARコンテンツでは、体験者はまずアバターを選択。選んだキャラクターを使って、ARで表示される農業用地に作物を植えるのが、主な流れとなっています。
現実の景色を背景に、アバターの周りに水が出てきたり、ショップや自然が出現したりと、異なる世界が見られるのも、「Balenciaga Regenerative Agricultural Experience」の魅力の1つでしょう。
以前より環境問題に取り組んでいたバレンシアガ
ファッションブランドのイメージが強いバレンシアガですが、環境関連のテクノロジーには以前から投資を行っていました。今回リリースされた「Balenciaga Regenerative Agricultural Experience」だけでなく、eDNAという技術にも出資しています。
eDNAは、環境のなかにあるDNAの痕跡を検出して、生物多様性を測定・監視するものです。企業や土地所有者、農家などが生態系の健全性を正確に把握するためのサポート技術で、自然再生基金のEpiterreが主導するプロジェクトで使用されています。
環境保全、よりよい自然環境の構築のためにさまざまな切り口で問題に取り組むバレンシアガ。「Balenciaga Regenerative Agricultural Experience」も、農業に携わる方だけでなく、一般の方も多く活用し、環境について考える機会の創出に貢献することを期待したいですね。
手軽に学べるコンテンツを活用しよう
XR技術を活用し、バーチャルで手軽に学べるコンテンツは増加傾向です。多様な分野に導入される新技術は、これからも魅力的なコンテンツを私たちに提供してくれることでしょう。
よりよいコンテンツを取捨選択し、自身の学びに応用してくださいね。