2023年は「オリンピックeスポーツシリーズ」初の開催年。3月1日に開幕し、6月22~25日のシンガポールでの決勝戦に向け、さまざまな競技の予選ラウンドも行われてきました。
そんな「オリンピックeスポーツシリーズ2023」のプログラムの1つであるスポーツ射撃競技に、「フォートナイト」が採用されました。国内でも多くの方がプレイするフォートナイトが、世界的なバーチャルスポーツ競技に加わったことで、大きな話題になりました。
今回は、「オリンピックeスポーツシリーズ2023」へのフォートナイト採用に関する情報をお届けします。
シンガポールで対面開催!「オリンピックeスポーツシリーズ2023」
「オリンピックeスポーツシリーズ2023」は、国際オリンピック委員会が国際競技連盟やゲーム会社と連携して開催した、バーチャル&シミュレーションスポーツ競技大会です。プロ・アマチュア問わず多くのプレイヤーが予選ラウンドに参加し、6月22~25日にはシンガポールでの対面決勝戦が実施されました。決勝戦の様子も、今後のメタバースニュースで詳しくご紹介する予定です。
フォートナイト採用で実施スポーツ・ゲームは10競技に
3月1日の開幕から、サイクリングやテコンドーなどさまざまな競技の予選が行われてきましたが、5月に「国際射撃連盟(ISSF)チャレンジ・フィーチャリング・フォートナイト」が追加。実施される競技は、以下の10種目に決まりました。
- アーチェリー
- サイクリング
- 射撃
- セーリング
- ダンス
- チェス
- テコンドー
- テニス
- モータースポーツ
- 野球
競技への参加は「招待制」
「国際射撃連盟(ISSF)チャレンジ・フィーチャリング・フォートナイト」は誰でも参加できるわけではなく、「招待制」により参加者を決定しました。選手には「フォートナイト・チャンピオンシリーズ」のプレイヤー12名が選ばれ、スポーツ射撃競技を反映させたフォートナイト内に登場した国際射撃連盟仕様の島で、実際の射撃競技と同様に、射撃の精度の高さを試されることに。
数多くのプレイヤーが存在するフォートナイトのなかでも、すでにトップに立っているプレイヤーたちの戦いに、試合開始前から大きな注目が集まりました。
フォートナイトの新たな可能性にも期待
「オリンピックeスポーツシリーズ2023」は、バーチャル&シミュレーションスポーツの新たな価値を見出す試みとして、大きな功績を残したといえます。そして、この大会にフォートナイトが採用されたことで、フォートナイトの可能性も広がったのではないでしょうか。
バトルロイヤルゲームとしての要素はもちろん、観光地の再現やライブ開催など、メタバースとしての色も強くなってきているフォートナイト。今後はさまざまなバーチャル競技を開催する場所としても、活用されていくかもしれません。