国土交通省のプロジェクトが、新たに都市育成シミュレーションゲームを公開しました。このプロジェクトの目的や、公開されたゲームの内容が気になるところです。
今回は、「Project PLATEAU」や「SkylinesPLATEAU」に関する情報を、お届けします。
「Project PLATEAU(プロジェクト・プラトー)」とは
「Project PLATEAU(プロジェクト・プラトー)」は、全国56都市の3D都市モデルのオープンデータ化プロジェクトです。3D都市モデルは、社会解決や価値創造など、さまざまな分野で活用できるもので、全国各地でソリューション開発に活かされています。
たとえば、東京都港区では防災エリアマネジメントに、板橋区ではARを活用した災害リスク可視化ツールとして、栃木県宇都宮市では都市構造のシミュレーションに、それぞれ3D都市モデルが利用されています。また、茨城県鉾田市では、ゲーミフィケーションにより、市民参加型のまちづくりも実施しているなど、幅広い活用方法が示されています。
「SkylinesPLATEAU」公開へ
そんな「Project PLATEAU」が、新たに都市育成シミュレーションゲーム「Cities:Skylines」のMODを活用した「SkylinesPLATEAU」を公開しました。これは3D都市モデルをゲーム内にインポートし、現実の都市を舞台とした都市経営シミュレーションができるシステムです。
ゲーム感覚で都市経営を学べることはもちろん、実在する都市を用いることでより現実味を持って取り組めるのも、「SkylinesPLATEAU」の魅力でしょう。
活用方法はゲームだけじゃない!
「SkylinesPLATEAU」が活躍するのは、ゲームジャンルだけではありません。可視化ツールやまちづくりシミュレーターの役割を果たすこのシステムは、自治体がまちづくりの計画を検討する場合や、地域でのワークショップ・教育などの場面でも役に立つでしょう。
さまざまな可能性を秘めた新たなシステムが、今後どのように活用されるのか、そしてシステムを利用する効果はいかなるものなのかに、注目が集まっています。
最新技術を体験してみよう
国土交通省のプロジェクトから誕生した最新技術は、企業や自治体など、さまざまな立場の方が今後利用するでしょう。「SkylinesPLATEAU」を駆使して誕生したゲームなどを体験し、新たな学びを得るのもよいかもしれません。