アニメ映画「すずめの戸締まり」を再現した空間を、フォートナイトで体験できるようになりました。空間を手がけたのは、「すずめの戸締まり」以前にも、フォートナイトであらゆる空間を手掛けてきたクリエイター「ヤノス」です。

ヤノスさんの思いも合わせて、メタバースの魅力をご紹介します。

クラフト要素が人気のオンラインゲーム「フォートナイト」

今回「すずめの戸締まり」を再現したメタバース空間フォートナイトは、忠実かつ高性能な3Dゲームで、「バトルロワイヤル」「ゼロビルド」「クリエイティブ」などのモードで遊べます。生き残りをかけたモードや、自分の島に建造物などを自由に制作できるモードがあり、複数人でのオンライン協力も可能なゲームです。

オンラインとなると、レベルの違いから足手まといになるのではないかと心配する方もいるでしょう。フォートナイトではこうしたトラブルがないよう、自分と同じレベルの人とマッチングできるよう調整もしてくれます。初心者でも安心してオンラインゲームを楽しめる要素が多いのも、人気の理由の1つだといえます。

さらにフォートナイトは、バトルロワイヤルゲームでは珍しく、建築要素も盛り込まれています。自分で作った建造物から攻撃を仕掛けたり、防御壁を作って銃弾を防いだりすることも可能。難易度の高いゲームではありますが、飽きを感じさせないため幅広い年齢層から支持を集めています。

映画の世界を再現した「Suzume」

そんなフォートナイトに、映画「すずめの戸締まり」の世界感を再現し、作品の名場面を3Dで体験できるようになりました。メタバース空間「Suzume」を手掛けたのは、高校生クリエイターの「ヤノス」さんです。映画の象徴となる扉を細かく再現し、劇中の登場人物たちが今にも出てきそうな空間で遊べます。

「Suzume」の世界には、フォートナイトを起動させ、マップコードを打ち込むとすぐに入ることができます。「プレイリストに追加」のボタンをクリックすると、お気に入り登録も可能です。登録しておけば、いつでも映画の空間を体験しに行けるでしょう。

高校生クリエイターのインタビューも公開

メタバース空間「Suzume」を制作した高校生クリエイター「ヤノス」さんは、これまでフォートナイトで「第三新東京市」や、「渋谷」なども制作しています。今回のワールド公開に合わせ、インタビューにも答えています。

インタビューによると、ヤノスさんは映画公開前に制作をスタートさせていたようで、まだ公開されていない欠けた部分は、予告編から取り入れたそうです。予告編ではすずめを中心にカメラが回る映像が流れており、その中に描かれている窓を1枚1枚数えるなど、地道な作業も行っていました。さらに主体となるドアは、フォートナイトにあるパーツの中から選ばないといけないため、想像力を発揮させながら細部にまでこだわったといいます。

そして、映画内のマップを個人的に制作しているうちに、映画のスポンサーである東宝からも正式に支援を受けられるようになりました。

大人気映画の美しい景色を堪能しよう

3Dゲーム空間フォートナイトに、新ワールド「Suzume」が公開されました。アニメ映画「すずめの戸締まり」の劇中でも印象深かった扉を、イラスト感を残しながら3Dで美しく再現しています。

「Suzume」を手掛けたクリエイター「ヤノス」さんは、これまであらゆる空間をフォートナイトで再現し、ゲーム好きだけでなくアニメ好きの方達も楽しませてくれている方です。登場人物になりきって、アニメ映画の世界観をフォートナイトで体験してみてはいかがでしょうか。