「cluster」は、これまでβ版として利用可能だったモバイルモーションキャプチャー「mocopi」を、5月8日より正式に対応できるようにすると発表しました。mocopiの新機能やセットアップの方法などが、気になる方もいるのではないでしょうか。
今回は、clusterで活用できる機能や魅力、さらに簡単にできるセットアップ方法などをご紹介します。
簡単フルトラッキングを実現するSONYの「mocopi」
SONYが発売した「mocopi」は、手のひらサイズの軽量モバイルモーションキャプチャーです。スマホにインストールした専用アプリと組み合わせることにより、メタバース空間に全身の動きをフルトラッキングできます。
これまで登場してきたモーションキャプチャーデバイスの中でも、比較的安価で手に入れやすい機器で、誰もが持っているスマートフォンと組み合わせて体験できるのも魅力です。Bluetooth接続機なので、自宅はもちろん、公園や体育館などの広々としたスペースでも使用可能。その動きを、スマホに映し出されたアバターに反映してくれます。
mocopiの活用方法はさまざまありますが、主な使用例としてVtuberの配信や、アニメーション制作などがあります。専用ベルトに取り付け、後頭部・両腕・腰・両足の6箇所にmocopiをつけるだけなので、気になる方はぜひ購入・体験してみてください。
5月8日に「cluster」にも正式対応へ
clusterで4月24日よりβ版として提供されていた「mocopi」は、5月8日より正式対応となりました。「VRChat」や「バーチャルキャスト」のように、通信プロトコルのOSCの送出が可能で、「mocopi」専用アプリでモーションの記録もできます。clusterのみならず、VRChatでフルトラッキングデバイスとしても利用できるのも、特徴の1つでしょう。
そんなmocopiとスマホがあれば、簡単にバーチャル空間に自分の動きを反映できます。そこに背景を合わせるなどで、よりリアルなコミュニケーションも可能。軽量感と場所を取らないサイズ感が魅力のmocopiを外へ持ち運び、どこでもアバターになって動画制作や配信を楽しみましょう。
セットアップの方法は…
clusterでmocopiの利用を行う際には、mocopiのセットアップが必要です。まずはmocopi専用アプリをインストールし、各センサーの中心にあるボタンを長押しして電源を入れます。次に裏面のシリアルナンバーを1つ1つ入力し、登録は完了です。
初回の登録が済んだら、各部位にバンドでセンサーを取り付け、体を動かしてもずれないかを確認しましょう。
ここまで終えたら、アプリの指示に沿って自身の身長の選択やキャリブレーションを行います。自由に背景を変えたり、自身が持つアバターと連動させたりと、思い思いの動きでmocopiを楽しんでください。
バーチャル空間をさらにリアルに
手のひらサイズで軽量感が魅力のモバイルモーションキャプチャー「mocopi」が、clusterに正式に対応できるようになりました。Bluetoothによってスマホとセンサーが繋がるため、外出先でも簡単にバーチャル世界へと入り込めます。
cluster内での配信の際は、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。