クラスター株式会社が、メタバースプラットフォーム「cluster」でのイベントでも設立を発表した、新会社・クラスタークリエイタージョブズ株式会社。そのより詳細な情報が、明らかになりました。
今回は、新会社設立の目的やCEOのコメントなどを、まとめてご紹介します。
クラスタークリエイタージョブズ株式会社とは
クラスタークリエイタージョブズ株式会社は、メタバースプラットフォーム「cluster」での企画やイベントの実施を希望する企業と、clusterを中心に活躍するクリエイターのマッチングを仲介する企業です。自社の展開するメタバースプラットフォームで、よりよいコンテンツを届けること、またclusterで活躍するクリエイターが、仕事の幅を広げることなどを目的に、設立されました。
登録審査は「厳しめ」
マッチングするメタバースクリエイターは登録制で、希望者は登録申請をしたのち、ポートフォリオ審査をクリアする必要があります。クリエイター応募に必要な条件は2つで、どちらもクリアしていなければ、応募できません。審査を通過したクリエイターは、案件を選択でき、無理な案件を押し付けられることがないので安心です。また、制作管理は同社のコンサルタントが担い、クリエイターは制作にのみ専念できるのも、魅力だといえます。
クラスター株式会社は、クリエイターの登録審査を「厳しめ」とし、応募条件をクリアしていても登録に至らない可能性を示唆しています。公開ワールドのチェックを入念に行うことは、「お金を稼ぐことが目的の安易な応募」の排除を目的としており、登録クリエイターはゆっくりと増やしていくことも、明らかにしています。
CEOのコメントは…
クラスター株式会社の加藤CEOは、新会社設立を発表したイベントで、「金稼ぎを目的とした勢力が、メタバース業界を荒らすこと」を強く懸念していると語り、同時に「健全なバーチャル経済圏の発展」の実現のために、同社が貢献する意向も示しています。
プラットフォーム内で利用可能なアバターやアクセサリーのショップの展開など、経済圏の設立に向けて積極的な動きを見せるcluster ですが、加藤CEOは「変な発展のさせ方はしたくない」ともコメント。バーチャル世界の未来を、clusterを楽しむユーザーとともに作っていきたいという意気込みも語っています。
新会社の活躍に期待!
新会社設立で、さらに事業の幅を広げることが予想されるクラスター株式会社。クリエイターと、メタバースを活用したい企業との橋渡しをすることで、地道に頑張るクリエイターの活動の場を確保することはもちろん、メタバースに参入したい企業、よりよい活用をしたい企業によるメタバースの盛り上がりも見込めるでしょう。
今後、魅力的なイベントや企画が多く実施されることも期待しながら、clusterでの時間も楽しむとよいのではないでしょうか。