Roblox、6月にVR向けアップデートを実施！

6月23日に、Robloxがアップデートを実施しました。VR向けの今回のアップデートは、体験品質のさらなる向上に貢献するのでしょうか。どのようなアップデートを行ったのかを、詳しく解説します。

アップデートで「OpenXR API」を導入

既存のPC向けVR版、今後の使用が想定されるVRヘッドセット版のバックエンドを、アップデートで「OpenXR API」に切り替え。このアップデートにより、VR体験のさらなるクオリティアップが期待されます。

現在サポートされているのは、Meta Quest 2やMeta Quest Pro、Steam VRを使用したVALVE INDEX、HTC VIVEなど。また、Oculus RiftやOculus Rift Sでも利用可能です。

VR向けのアップデートに合わせ、「Height Scaling」もリリースされました。これは、アバターのサイズとワールドを自動的に調整してくれる機能です。

RobloxのTwitter公式アカウントでは、鳥の赤ちゃんのアバターを使ってプレイする動画を公開。「Height Scaling」機能をオンにした状態をオフにした状態と比較でき、「Height Scaling」によって視野の位置やオブジェクトの大きさの調整されていることが、確認できるでしょう。

また、開発者がプレイエリアの床の中心位置を取得できる「Floor Tracking」機能も、今回のアップデートでリリースされました。

Robloxは今回、統一規格「OpenXR」を採用。これはさまざまなAR/VRプラットフォームや、デバイス・アプリ間の仕様を標準化するもので、プラットフォームやデバイスごとの最適化のためにかかるコストを抑えられます。

現状、主要プラットフォームとして知られるMeta、Valve、Microsoft、PICO、Magic Leapや、AR/VRデバイスなどがこの「OpenXR」に準拠しています。

より多くのユーザーを獲得し、ハイクオリティなVR体験の実現のために、アップデートを実施するメタバースプラットフォームが増えています。Robloxも今回のアップデートでさらなる没入感を実現したVR体験を、私たちに提供してくれることが期待されます。

進化したRobloxを活用し、充実した時間をお楽しみください。