Robloxは2023年6月、コンテンツ対象年齢を拡大し「17歳以上」のカテゴリーを新設しました。今回のコンテンツカテゴリー新設により、さらに大人向けの作品を公開できるようになっています。
今回は、カテゴリー拡張の理由や、注意点などを解説します。
対象年齢を拡張したRoblox
さまざまなゲームやコンテンツを楽しむだけでなく、自身でもゲーム制作ができるRoblox。自作コンテンツは3,200万を超えており、多くの方が制作やバーチャル空間での時間を満喫しています。
Robloxが順調にユーザー数を伸ばしていることは、以前にもご紹介しましたが、最近特にユーザー数が増加しているのが、17~24歳までの層です。これを受けてRobloxは、17歳以上向けのカテゴリーを新設しました。
カテゴリー拡張の理由は…
これまで、「全年齢」のほか、9歳以上・13歳以上というコンテンツカテゴリーを設けていたRoblox。新たに17歳以上のカテゴリーを新設したのには、前述の通りユーザー数が急増している年齢層も影響しています。
また、Robloxで活動するクリエイターの多くは17歳以上であるとし、クリエイターたちが「より自身の心に響くコンテンツ制作を実現」できるよう、カテゴリーを追加したようです。17歳以上対象のコンテンツは、暴力的・多い流血・下品なユーモアなどを含んだものも公開可能とのこと。
この「規制緩和」によりクリエイターの創作の幅が広がれば、豊富で魅力的なコンテンツ、コアなファンを持つゲームや空間の登場も実現するのではないでしょうか。
17歳以上のユーザーは年齢確認実施へ
新設カテゴリーは、若年層には「見せないほうがよい」内容を含む可能性もあります。Robloxはカテゴリー新設に伴い、17歳以上のユーザーに年齢確認を実施するそうです。
年齢確認には、リアルな自分の写真と、政府が発行する身分を証明できるものが必要です。Roblox内の指定ページでアップロードを行い、年齢確認が完了すれば、17歳以上向けのコンテンツにアクセスできるようになります。
特定のお気に入りワールドのみ利用していて、「17歳以上」限定コンテンツに興味がないという方は、特に申請は不要です。17歳以上向けのコンテンツの制作・体験をしたい方は、早めに年齢確認を行いましょう。
よりよいコンテンツを楽しもう!
暴力的、下品と聞くと「悪質なゲームやワールドが増える」と思う方もいるかもしれませんが、こうした試みは格闘ゲームの演出がよりよくなったり、ちょっとしたユーモアで笑いが増えたりするなど、大きな効果をもたらします。
17歳以上向けワールドに入場するには、年齢確認が欠かせません。ぜひ申請して、より充実したコンテンツを楽しみましょう。