AIの進化が注目を集めていますが、映像編集の分野でも、AIが活用されていることをご存じでしょうか。編集サービス「Wonder Studio」は、AI技術によって簡単に3Dモデルを作ることができます。
今回は、「Wonder Studio」についてご紹介します。
「Wonder Studio」とは
「Wonder Studio」は、映像から3Dモデルに置き換えられるツールです。映像に映った人をAIが検知し、その動きや表情などを認識し、モデル側に反映します。これによって、現実の人物と3Dモデルを置き換えたり、現実の人に重ねたりといったことができるようになります。
3Dモデル化は1人はもちろん、複数人にも対応しており、編集時にReIDを用いることで、個別設定ができるのも特徴です。
作業の80~90%を自動化可能
「Wonder Studio」の3Dモデルは、デフォルトで用意されています。また、自分でアップロードしたモデルの使用も可能です。現在公開されている紹介映像には、「Wonder Studio」で映像を編集する様子が収録されているので、気になる方はチェックしてみるとよいでしょう。
開発元によると、「Wonder Studio」はVXF関連作業の80~90%を自動化することに成功。制作者がより「主観的な」作業に集中できるような仕組みを提供しています。
テスト動画を公開するVTuberも
AIを活用した新技術で、スムーズな3D映像編集を実現してくれる「Wonder Studio」は、映像編集分野ではもちろん、意外なところで国内のVTuberからも、注目されているようです。
VTuberのなかには、「Wonder Studio」を使い、サンプルアバターを自身の姿に重ねるテスト動画を公開する方も存在し、幅広い活用ができるとその可能性に期待が集まっています。VTuberをはじめ、新技術がどのようなシーンに役立つのか試してみる方が、今後多く現われるのではないでしょうか。
魅力的な新技術を使ってみよう
「Wonder Studio」は2023年8月現在、公式サイトから無料で利用できます。なお、利用にはサインインが必要です。
AIを活用した新たな技術が、今後幅広い場面で活用され、多くの方の心に刺さる魅力的なコンテンツが誕生するのが、楽しみですね。これまで映像編集に興味がなかったという方も、ぜひ無料のツールを使ってみてください。