XRは世界中にさまざまな文化や製品などの魅力を伝えられるもの。そんなXRを活用し、松竹株式会社がデジタルファッションプロジェクトを始動しました。
今回は、松竹株式会社とアメリカの企業がコラボしたプロジェクトについて、詳しくみていきましょう。
DRESSXのマーケットプレイスでデジタル衣裳販売
松竹株式会社は、アメリカのDRESSX(ドレスエックス)とコラボし、DRESSXのマーケットプレイスで日本舞踊をモチーフにしたデジタル衣裳を販売します。プロジェクト第一弾として、松竹衣裳株式会社という松竹グループの衣裳チームが手がけた、日本舞踊の伝統的な衣裳をデジタル衣裳化したアイテム3点を用意しています。
デザインの元となっているのは、日本舞踊に詳しい方ならご存じの「藤娘」と「鷲娘」、「雨の五郎」という演目の衣裳。どれも「和」の美しさを感じさせる衣裳で、その魅力を忠実にデジタル化しています。
プロジェクトの目的は
今回の「デジタルファッションプロジェクト」は、日本文学の哲学を世界に発信することで、「日本文化の伝統の継承・発展」や「世界文化への貢献」を実現することが目的です。
松竹株式会社とコラボするアメリカのDRESSXは、有名なファッションブランドや大手企業とのコラボ、パートナーシップなどを積極的に実施しており、これまでも多くのデジタルファッションアイテムを展開していることで知られています。デジタルファッションアイテムは、ARアプリで試着でき、バーチャルキャラクターではなく、自分自身が伝統衣裳に身を包んだ姿を見ることが可能です。
両社のコメントは
今回のコラボ実現にあたり、DRESSXは「素晴らしい日本の伝統芸能をデジタルで蘇らせることに喜びを感じている。このコラボレーションで東洋と西洋を結びつけ、多大な文化的活を見出したい」とコメントしています。
松竹株式会社も、自社が昨今、デジタルを活用したコンテンツの展開に挑戦していると語り、「世界の最先端を走るDRESSXとコラボできることをうれしく思う」と、喜びのコメントを発表。さらに、今回のコラボについて、「最新技術で、繊細な日本舞踊の衣裳を可能な限り精巧に表現していただき、とても感動した」と、デジタル衣裳の出来映えにも満足しているようです。
日本文化や伝統芸能に興味を持つ世界中の方々に、今回のコラボで誕生したデジタル衣裳を楽しんでもらうこと、また今後も多様なコンテンツの発信で、自社はもちろん、日本の文化や伝統を多くの方に伝えられるよう、松竹株式会社は今後もデジタルコンテンツの展開にますます注力していきます。
伝統の世界発信!評価はいかに
松竹株式会社とDRESSXのコラボで、日本舞踊の伝統的な衣裳が世界中でより気軽に楽しめるようになりました。今回の取り組みは、世界の方々にどのような評価を得るのでしょうか。
デジタルファッションプロジェクトの第二弾にも期待しながら、動向を見守りましょう。