ARを活用した、新たなTRPG（テーブルトーク・ロール・プレイング・ゲーム）プラットフォームが登場しました。2023年7月にオープンβ版がリリースされた「Mirrorscape」は、リリース後すぐに4,000人以上がリアルタイムでプレイする場となっています。

今回は、「Mirrorscape」について、詳しく見ていきましょう。

「Mirrorscape」とは

「Mirrorscape」は、TRPGを複数で遊べるプラットフォームです。ARモード、3Dモードの2つを用意しており、ARモードは現実世界にゲームコンテンツを表示できます。また、3Dモードでは、ゲーム内でTRPG世界の探索が可能です。

それぞれのモードには「主観視点モード」が搭載されており、キャラクター目線での冒険も楽しめます。

野外プレイを想定したARモードが魅力

「Mirrorscape」のARモードは、屋内だけでなく野外でのプレイも想定して設計されているのが特徴の1つです。屋外でARの「主観モード」を使うと、人気のARスマホアプリ「ポケモンGO」のような視点でゲームをプレイできます。

また、ゲームマスターには、ARを活用した特別な機能も提供されます。これは、マップの特定エリアをAR技術で隠すというものです。また、特定の部屋からモンスターを遠ざけたい場合には、該当のモンスターをタップすると消滅させられるという機能も使用できます。

アップデートでさまざまな機能を実装予定

オープンβ版をリリース中の「Mirrorscape」は、「Dungeons & Dragons」や「Starfinder」などの有名TRPGに対応しています。また、スターターキットとして複数のマップやドア、石畳の床、洞窟などのアセットが無料で付いてきます。有料のデジタルアイテムの販売も、ストア内で行われているので、課金をして楽しむのもよいでしょう。

「Mirrorscape」は、随時アップデートを実施していく予定です。今後はスマホカメラを使って、手描き地図の3D化ができる機能、メッセージやサイコロの目の数を記録する「日記」のような機能なども、実装していくとのこと。ARや3Dで、TRPGの常識を覆す革新的なプレイ環境の進歩に、今後も期待しましょう。

新たな技術を試してみよう

TRPGは本来、皆で机を囲んで、紙や鉛筆、サイコロといったアナログな道具でプレイするものでした。しかし、ARや3Dといった先進的な技術を使うことで、近未来的なプレイが実現します。

新たな技術で、より多くの方がTRPGを満喫できるとよいですね。気になる方はぜひ「Mirrorscape」を試してみてください。