ゲームには、常識では考えられないルールや設定で、私たちに未知の体験を提供してくれるという魅力もあります。今回ご紹介する「No Fair Play」も、サッカーのルールを無視した驚くような内容を、VRで体験可能です。
どのようなゲームなのか、見ていきましょう。
VR対応ゲーム「No Fair Play」とは
「No Fair Play」は、2023年7月29日よりSteamで販売されている、VR対応のゲームです。日本語を含む11言語に対応しているので、「内容がわからない」というストレスがなく楽しめます。
内容は、サッカーやフットサルを題材としたスポーツゲームです。プレイヤーはチームの一員として、相手チームとの試合に参加します。基本のルールはサッカーと同じなので、ドリブルなどでボールを運び、ゴールにシュートを決めましょう。
レッドカードなし!「何でもあり」の試合が特徴
基本ルールを聞くと「ただのサッカーゲームだ」と思われるかもしれませんが、「No Fair Play」にはレッドカードがありません。これが最大の特徴で、ボールの奪い合いのなかでときに暴動が起こることも。
「No Fair Play」では、ゴールにシュートを決めて多くの得点を獲得すればよいので、そのためなら「何でもあり」です。ボールを持っている相手チームのメンバーに攻撃したり投げ飛ばしたり、ゴールキーパーにスライディングをして気絶させたりと、格闘ゲーム的な要素を含んでいます。
フィールドもあり得ない?
「レッドカードなし」のほかにも、「あり得ない」設定は存在します。それは、試合が繰り広げられるフィールドです。通常、サッカーやフットサルは専用のスタジアムなどで行われますが、「No Fair Play」では資材置き場や裏路地など、サッカーをプレイするには向いていない場所がフィールドとして用意されています。
しかも、ただ背景としてこうした場所が存在するのではなく、建物と建物のあいだをすり抜けてボールを運んだり、障害物を乗り越えたりと、ゴールまでにはさまざまな障壁が。サッカー、格闘以にも「パルクール」的なテクニックも求められるのは、「No Fair Play」ならではの設定だといえるでしょう。
一風変わったサッカーを楽しんで
「No Fair Play」は、2021年に早期アクセス版として販売されていたものです。2年の時を経て正式に発売されたのは、高い人気がある証拠でしょう。
「常識的なサッカー」からは大きく外れた内容ですが、ゲームの世界でしか体験できないルールを楽しみたい方は、ぜひプレイしてみてください。