アメリカのメジャーリーグは、7月にバーチャル球場をリリースしました。仮想の球場では、世界中のファンが集まっての交流や、ミニゲームを楽しめます。
今回は、バーチャル球場「MLB’s Virtual Ballpark」について、ご紹介します。
バーチャル球場「MLB’s Virtual Ballpark」
「MLB’s Virtual Ballpark」は、バーチャル空間内にある球場です。アメリカメジャーリーグは、2023年に、このバーチャル空間で球場に関するイベントを複数計画しています。その第一弾として、今回のリリースが行われました。
バーチャル球場では、アメリカメジャーリーグの各チームから提供された服装の選択が可能です。アバターを自由にカスタマイズしたら、バーチャル空間内を自由に移動できます。ファンステーションやミニゲームが楽しめるスポットなどに移動して、楽しいひとときを過ごしましょう。
制作担当はイギリスのImprobable
バーチャル球場の制作を担当したのは、イギリスのImprobableです。メタバース環境の構築を手がける企業として知られる同社は、ロンドンに拠点を置き、2012年に設立。2016年には、ソフトバンクをはじめ、複数企業からの大規模な資金調達も実施しています。
また、アメリカにImprobable U.S.という子会社を持ち、こちらは軍事用メタバースの構築に注力していましたが、2022年12月に断念。現在は、商業向けメタバースの分野で活動しています。
市場拡大への一歩となるか
バーチャル空間と商業スポーツの組み合わせは、昨今増加傾向です。たとえば、ソニーはサッカーの有名チームとともに、新規市場を開拓していますし、サッカーのFIFA公式メタバースは、メタバースニュースでもご紹介しました。
バーチャル空間とスポーツの融合は、新たな可能性の創出にも貢献します。今回のバーチャル球場も、スポーツとメタバース、双方の市場拡大に大きな影響をもたらすことが期待されます。
スポーツのよりよい楽しみ方実現に期待!
「MLB’s Virtual Ballpark」は、現地時間2023年7月8日、21時30分に公開されました。Webブラウザからアクセス可能で、パソコンやモバイルデバイスからも気軽に遊びに行けるのが特徴です。
スポーツの新たな楽しみ方や、世界中のファンとの交流の実現に役立つバーチャル空間を、ぜひ活用してください。