自社製品のPRにメタバースを活用するなど、XR分野での取り組みにも注目が集まるBMWが、オートバイ用のスマートグラスを発表しました。用途の限られたスマートグラスには、どのような機能が備わっているのでしょうか。

オートバイ用スマートグラスとは

2023年7月7日、カナダにあるBMW Motorradは、年内にオートバイ用スマートグラス「BMW Motorrad ConnectedRide Smartglasses」を発売することを発表しました。

「BMW Motorrad ConnectedRide Smartglasses」は、自動車の分野で使用されているヘッドアップディスプレイ技術を採用したスマートグラスです。Bluetoothでスマホアプリと接続し、速度表示やナビゲーションなど、走行時に役立つ情報を視界に表示できます。

2組のレンズを付属

今回発売が発表されたスマートグラスには、２組のレンズが付属されています。UVA/UVB認定のレンズの１組は、透明度85％で、サンバイザーつきのヘルメットを装着する際に使います。もう１組は着色されたレンズで、サングラスとしての役割も果たします。

アダプターレンズは、メガネ店などで研磨して視度調整も可能です。普段メガネをかけてオートバイに乗る方も、視力に合ったスマートグラスを安心して使用できるでしょう。ちなみに、「BMW Motorrad ConnectedRide Smartglasses」の最大連続使用時間は10時間で、USBによる充電もできます。

用途を絞ったデバイスは今後も登場？

今回発表された「BMW Motorrad ConnectedRide Smartglasses」は、オートバイに乗る場合だけと、想定使用シーンが限られています。特定のシチュエーションに特化したスマートグラスは、水泳のラップタイム計算用のデバイスなどが既にありますが、今後もこうした表示用デバイスは、複数登場していくことが予想されます。

どのような分野で、どういった表示をするデバイスが登場するのか、注目していきましょう。

新製品の詳細発表が待ち遠しい！

「BMW Motorrad ConnectedRide Smartglasses」の具体的な発売日や価格、詳細な情報はまだ明らかになっていません。発売日が近くなった頃に、さまざまな情報が解禁されるのではないかといわれているので、ぜひチェックして、購入を検討しましょう。