アバタープラットフォーム「Ready Player Me」が、9月にアップデートをしました。アバターの衣服作成に、生成AIを使用するなど、さまざまな機能の追加とアップデートで、より使いやすく生まれ変わっています。

アバタープラットフォーム「Ready Player Me」とは

Wolf3Dが開発した「Ready Player Me」は、ブラウザ上で利用可能なアバターを無料で生成できる、アバタープラットフォームです。アバターは顔写真が1枚あれば自動で作成でき、自分そっくりなアバターも簡単に出来上がります。

異なるバーチャル空間では、同一のアバターを使用できないケースも少なくありません。同社は、バーチャル空間をまたぎ、横断的に使用できるアバターシステムを提供することで、ユーザーが統一されたアイデンティティを確立し、よりメタバースを楽しめるようにという願いのもと、このサービスを提供しています。

「Developer Studio」に新機能を追加

「Ready Player Me」は、アップデートにより、同社の3D アバターデザインツール「Developer Studio」に2つの新機能を追加しました。「Developer Studio」に追加されたのは、「Asset Designer」という2Dデザイナー向けのツールです。これにより、3Dデザインソフト不要で「Ready Player Me」のテンプレートファイルから、オリジナル衣装デザインができるようになります。

また、生成AIにより、衣服のテクスチャを作成する機能も、アップデートで正式リリースされました。トップス・パンツ・シューズの31種類のファッションスタイルにテキスト入力することで、2分ほどでテクスチャが自動生成される、便利な機能です。

その他、アップデート内容は…

「Ready Player Me」が9月にアップデートした内容には、ほかにも次のようなものがあります。

• Revamped Render API（2Dアバターのレンダリング速度が3倍に）
• オリジナルキャラクターのアバター販売（ブロッコリーをモチーフにしたオリジナルキャラクターのアバター販売）
• チュートリアル追加（アニメーションライブラリのチュートリアルを追加）
• Unreal Engine SDK14配布（新規開発者向けセットアップガイド用意）　など

詳しいアップデート内容は、公式サイトでも確認してください。

進化した「Ready Player Me」を使ってみよう！

さまざまなメタバースで、自分そっくりなお気に入りのアバターを共通して使用できるのは、非常に便利です。多くの人の願いをかなえてくれる「Ready Player Me」は、アップデートでより使いやすくなりました。ぜひ進化した「Ready Player Me」を、試してみてください。