観光客誘致を目的に、名所をメタバース化する自治体の事例は増えています。愛媛県も、道後温泉をはじめとした名所を、clusterに再現した空間をオープンしました。

1月19日にオープンした「メタバースえひめ」

「メタバースえひめ」は、2024年1月19日に登場したメタバースです。日本三古湯の1つといわれる道後温泉の本館、別館の飛鳥乃温泉を再現した空間は、メタバースプラットフォームclusterで楽しめます。

広々とした空間は、イベント会場として使用可能です。

松山市・中島モチーフの「いよかん島」も公開

道後温泉と同時にclusterで公開された「いよかん島」は、松山市中島をモチーフにしています。中島は、愛媛県北西沖合にある忽那諸島（くつなしょとう）にある島の1つで、忽那諸島のなかでは最も面積の広い、有人指定離島です。

「いよかん島」では、時間帯によって景色の変わる瀬戸内海の美しい海とビーチを再現しており、散策したりたき火を眺めたり、海水浴を楽しんだりすることができます。

観光客誘致、新たなコミュニティ形成に効果？

「メタバースえひめ」では、オープンの1月19日に、STU48などのゲストを招いたイベントも開催しました。愛媛県のメタバース化は「トライアングルエヒメ推進事業」の一環で、メタバース空間に愛媛県の観光地や街を構築し、観光客誘致を狙います。

また、県民向けのデジタル上でのコミュニティ生成や、行政との直接の関わりの場を創出することも、メタバース構築の目的の1つです。オンラインでもよりリアルな交流が図れるメタバースを活用し、地元の人たちが新たなコミュニティを形成することができるのか、今後の活用にも注目が集まります。

愛媛の魅力が伝わる空間へ行ってみよう！

愛媛県の観光名所をメタバース化した「メタバースえひめ」は、clusterで体験できます。歴史ある温泉の雰囲気を堪能したり、美しい瀬戸内海での海水浴を楽しんだりして、愛媛の魅力に触れてみてください。