日本航空高等学校が、メタバース工学科を開設

山梨県にある日本航空高等学校は、2024年4月より、通信制課程において新たにメタバース工学科を開設しました。日本初となる取り組みで、高校生の学びの選択肢が広がることが期待されます。

4月よりメタバース工学科を開設した日本航空高等学校

日本航空高等学校は、山梨県甲斐市にある私立学校です。普通科に加え、日本の高等学校には珍しい「航空科」を設置しており、パイロットや航空整備、キャビンアテンダントなど、航空関連の進路を目指す勉強ができます。

また、同校は通信制課程もあり、山梨キャンパスのほか、石川県、北海道にもサテライトキャンパスを設置しています。

2024年4月より、通信制課程に新たにメタバース工学科を開設した、日本航空高等学校。その背景には、「インターネットを使う時代」から「インターネットに入る時代」への変化が影響しています。

小中学生からパソコンやプログラミング、メタバースなどに興味を持つ子どもたちが増える一方、そうした興味・関心を伸ばす学びの選択肢は、まだまだ少ない現況にあります。そこで日本航空高等学校は得意を伸ばし、個性を磨ける、「新しい学びの選択肢」を提供するため、メタバース工学科を開設しました。

通信制課程のメタバース工学科では、3年間でメタバースに関するさまざまな知識が学べます。1年次にはITの基礎知識や、メタバースプラットフォームでの空間制作、アバター制作、AIの利活用などを学び、2年次になると、ブロックチェーンやNFT、Web3といった、さらに深掘りした内容に。

3年次は、2年間で学んだ知識や技術を生かした仕上げとして、パラリアルジャパンプロジェクトを実施します。地元をメタバース空間に再現するための空間制作を、企画から設計、実装まで一貫して行い、学びの定着を確認できます。

日本航空高等学校のメタバース工学科は、通信制課程でさまざまな地域、立場の人がメタバースについて学べる環境を用意しています。興味・関心を伸ばしながら、新たな可能性を開ける新課程で、将来につながる学びを得るのもよいのではないでしょうか。

通信制課程に関する詳しい情報は、日本航空高等学校ホームページもチェックしてみてください。